■ページ本文テキスト■

8トピックス経済産業省商務情報政策局長賞トッパン・フォームズ株式会社福生工場平成23年度第10回印刷産業環境優良工場表彰トッパン・フォームズ株式会社福生工場【受賞理由】本工場は、DPS(データ・プリント・サービス)専用工場でデジタル印刷の先端工場である。改善目標の見える化を推進し、毎月ランキング表彰を実施している。全社の工場を網羅する改善目標は全社ランキングを実施するとともに、派遣研修制度を利用しノウハウの取得と共有化を推進し総合力を発揮していることは高く評価できる。部署別の活動目標は高く大変まじめに活動が実施されている。特に湿し水の管理、予備率の改善や廃棄物の分別管理などは評価できる。トッパン・フォームズ株式会社福生工場長横田真今回、印刷産業環境優良工場として「経済産業省商務情報政策局長賞」という栄えある賞を賜り、工場一同改めて身の引き締まる思いをしております。これを新しいスタートとして、更に研鑽を重ね、地球環境に貢献する事業所を目指してまいります。当工場は、1967年に東京都福生市にビジネスフォームのスタンダード専門工場として生産を開始し、ストックフォームや様々な伝票類を大量かつ高速な製造を行なってまいりました。しかし、現在では、ベース印刷を行う印刷機、データ印字を行う各種プリンター、後処理を行う加工機を設置し、これらを活用した様々な製品を一貫生産し当社のDPS事業の中核を担う工場となっています。福生工場は、2004年2月にISO14001の認証を取得し、環境マネジメントシステムを導入、当工場の環境負荷である損紙量の低減及びエネルギー使用量削減に取り組んできました。東京都の環境確保条例により指定地球温暖化対策事業所に指定されたことを機に、空調熱源設備の省エネ改修(インバータによる運転制御、冬季フリークーリング)を行い、エネルギー使用量、CO2排出量の削減により、2010年度に東京都地球温暖化対策評価において“AA+”の評価をいただくことが出来ました。この設備はNHKのニュースでも温暖化に対する企業の取り組みの一つとして紹介されました。損紙低減に関しては、フルカラーデジタル印刷機の導入による工程の短縮(ベース印刷が不要)、2面付印刷・印字の拡大など設備や生産方法の見直しのほか、日々の現場での改善活動の積み重ねが、一定の成果を生んでいます。また現場のマネジメントが優れているグループ内の他工場へ監督者を派遣し、そのノウハウを吸収して自工場で展開するなど、グループ内で良い点は共有しかつ競い合うということを通じて全体の底上げを図っています。従業員による定期的な工場周辺の清掃、納品出荷車輌の待機場所を工場敷地内に確保する(併せてアイドリングストップを徹底)など近隣との調和や、福生市が主催する環境フェスティバルでの多摩川清掃実施、福生七夕まつりでの模擬店の出店など地域活動への参加も積極的に行っています。