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4新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましは、新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。昨年東日本大震災により、被害を受けられました皆様に、改めてお見舞いを申し上げるとともに、復旧・復興の一日も早からんことを、重ねて心からお祈り申し上げます。フォーム印刷業界は、社会活動にとって重要な「情報の伝達」のための製品やシステム、サービスを提供しています。電気やガス、水などと同じように、企業と生活者を結ぶ「情報というライフライン」を提供する社会のインフラ産業であるという自覚と使命感を持って、社会に貢献してまいりました。昨年の震災で私たちはフォーム印刷業界として改めて、情報の受け手である皆様の生命や財産、安心感や喜びに大きな責任があること、人々のつながりを取り戻し、人々の思いを支え、再び豊かな社会を取り戻す礎とならなければならないという思いを新たにいたしました。企業と人、人と人、人と社会、社会と企業をつなぐ私たちの業務を通して、さらに大きく強固な「きずなづくり」を進めるために、今後もフォーム工連を挙げて取り組んでまいります。先進国といわれた国々の経済が破綻し、それに伴い日本の経済も信頼・信用を大きく下落させ、海外投資家からみると企業の成長戦略が見えないのが、現在の日本の立ち位置かと思います。まずは私たちの産業を成長軌道に乗せること。その為に過去の成功体験を一度白紙に戻し、新たな成長戦略を再構築することが必要だと考えています。簡単なことではありません。でもそこを押さえないと進展はないのです。どんな大きな変革も、小さな変化からはじまります。これまでもフォーム印刷業界は、いかなる逆境も乗り越えてきました。それは、小さな変化を的確に捉え、ビジネスに活かしていくことで逆境に強い組織を生み出してきたからです。社会的使命に裏打ちされた「強さ」と「品格」を兼ね備えた産業の実現を目指してまいります。そのために私たちは今一度、私たちの産業の重要性を再認識し、社会の期待に応え、さらに社会からの信頼感を高めていくべく一層努力してまいります。グローバルな変化の激しい中、業界環境も益々厳しさを増してきますが、これからもフォーム印刷工業連合会の発展のため一同邁進していく所存です。今後とも皆様方の一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。日本フォーム印刷工業連合会副会長櫻井醜トッパン・フォームズ株式会社取締役社長インフラ産業として社会的使命を持った産業へ年頭所感