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30市場調査委員会(委員長大久保隆司)では、前回の2010年度調査に引続いて、2011年10月に会員企業を対象に調査したアンケート結果をまとめた「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」を発刊しました。本調査では、特別に昨年3月に発生した東日本大震災の影響についての質問も追加し、大きな社会変動により、ビジネスフォーム業界の変化を捉えるための質問を加えるなどの工夫を行ない、各社の「現状の課題」と「今後の事業展開」についてのまとめを行なっています。■2011年度版「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」を発刊記1.本文A4判40ページ2.価格会員価格:1,000円一般価格:2,000円(消費税・送料込み)3.報告書目次はじめに調査概要アンケート回答企業概要アンケート結果まとめ改名した。廃刊時には約47,000部の購読数がありプリントマネージメント、プレス技術、プリプレス・ポストプレス技術などを取り上げた印刷業界の情報源となっていた。しかし、50万人以上の従事者に対して5万部弱の購読数は業界主要の雑誌として寂し過ぎる。今、印刷業界で生き残っている業界誌はPrintingImpression誌のみでAmericanPrinterの廃刊は、従来の印刷業界のひとつのあり方の終わりを象徴していると思える。就労者が印刷から他のメディアへシフト11月の米国失業率は9%と高止まり状態。米国労働省の発表では印刷業界の10月の就労者数は1,900人減少し、ここ一年間では19,000人の減少だ。ほとんどが工場で働く労働者であるため、今後の印刷業界の出荷に大きく影響することが予想される。一方、広告代理店とグラフィックデザイン業界では一年間で24,900人増加している。印刷+広告+グラフィックデザイン業界の就労者数は2005年がピークで140万人。しかし、現在は96万人まで減少している。印刷を省いた広告+グラフィックデザインに限定すれば成長傾向にあり、2011年10月の集計では、広告+グラフィックデザインが印刷を歴史上初めて越した年となった。これは、コミュニケーションメディアバリューチェーンが拡大する中、印刷業界が主役でなくなってきていることを意味している。USMEDIAFLASHでは印刷業界は他のメディアに取り組むべきと主張してきているが、2012年こそ新しい波に乗る年として宣言すべきである。就労者数単位10002010年9月2011年9月変化率印刷全体483.0463.8?4.00%印刷(生産)338.0320.2?5.30%印刷(生産以外)145.0143.6?1.00%出版759.0754.5?0.60%雑誌116.0114.6?1.20%新聞251.7239.6?4.80%出版(新聞を省く)507.7514.91.40%グラフィックデザイン61.761.4?0.50%広告代理店405.8431.06.20%代理店+デザイン467.5492.45.30%DM広告49.549.80.60%出典:米労務省