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3新年あけましておめでとうございます。旧年中は、日本フォーム印刷工業連合会の運営および活動に対して、みなさまより多大なご支援とご指導を賜り厚くお礼申しあげます。昨年は、明るいニュースとして、青色発光ダイオード(LED)の開発により、日本人3名がノーベル賞を同時受賞するという快挙がありました。このことは、日本及び日本企業には大きな潜在力があることの証となりました。また、4月1日から消費税率が8%に増税されましたが、積極的な経済政策により、円安・株高などによる景況感の好転を受け、多くの上場企業において業績改善が進みました。しかし、中小企業や国民には、まだまだ、実感できていないのが実情です。昨年末の解散・総選挙の結果、「アベノミクス」の継続が信任されましたので、今年は、景気回復の風が全国津々浦々に届くことを期待したいと思います。我々を取り巻く社会環境は、一層のデジタル化が進んでおり、スマートデバイスの出荷量が、パソコンの出荷量を上回ったという統計データがあるとおり、デジタル化も新たなステップに入りつつあります。2013年5月に成立したマイナンバー法により、いよいよ、今年の10月には、国民へ個人番号の通知が開始されます。更なるデジタル化が、日常生活にも大きな変化をもたらすことになるでしょう。「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」を見ると、興味ある分野として、「システム開発関連分野」を挙げる企業数が大きく上昇し、「WEBプロモーション関連」を挙げる企業も目立って来ました。DPSが定着し、各社の方向性が、新たなステップとして、その周辺ビジネスへ移行していることを物語っています。フォーム印刷業界でも、社会環境の変化に対応して、各社が独自の強みを見つけ出し、発揮する好機となる年にしたいと思います。さて、今年の干支は、「未」です。ヒツジは、一見弱々しく思われますが、実は非常に意志強固で、心優しい動物です。また、過酷な環境の中でも、仲間との連携・調和を保ち地球上に広く種の保存をはかっています。「群羊を駆りて猛虎を攻む」の故事の通り、団結は個々の力と努力に相乗効果をもたらし、個々では成し遂げられない事も完遂させる力を持っています。私たち日本フォーム印刷工業連合会も、今年の干支にあやかり様々な活動を通じ、各社の強みを活かせるように連携を深めて行きたいと思います。会員各社のご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。みなさまのご健勝とご繁栄を祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。日本フォーム印刷工業連合会副会長小谷達雄各社の強みを活かす連携をいます。100年企業、200年企業のように、時代を超えて生き残ってきた企業の数は世界中を探しても、日本が圧倒的に多いことも証明しています。日本フォーム印刷工業連合会も、それぞれの会社が役割を果たし、全体として最適なチームとなって、時代を切り開いていく強い団体となることを希望します。グローバルな変化の激しい中、業界環境も益々厳しさを増してきますが、これからも日本フォーム印刷工業連合会の発展のため邁進していく所存です。今後とも皆様方の一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。