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5新年明けましておめでとうございます。寒さ厳しきおりから、会員の皆様には、益々ご健勝のほどお慶び申し上げます。また、日頃から日本フォーム印刷工業連合会の活動に対し、ご理解ならびにご支援を賜り、心から感謝申し上げます。昨年は、年末にアベノミクスを争点に解散、総選挙が実施され慌しく終わりました。そうした中で、消費税増税が先延ばしされたことにより円安がさらに進み、輸出型産業は好調を維持しています。一方で、原材料コストは上昇しており、内需型産業にとりましては厳しい状況であることには変わりなく、我々の業界の先行きには不透明感も強まって、功罪相半ばするかと感じています。このように、お客様と我々を取り巻く環境は大きく激しく変化しており、それにも増してお客様自身の変化は大きく、その速度を増しております。お客様はその変化に対応しつつ、より多くのベネフィットを手に入れるために、情報伝達の多様化や、より良いコミュニケーション手段への提案を我々に求めています。それは、従来のビジネスフォームの範疇だけでは、とても対応できるものではありません。また、フィールドが広がるにつれ、異業種との競合も出てきました。昨年の年頭所感で「受注産業からソリューション産業へ」を寄稿いたしました。我々の存在価値を高めるべく、その思いは益々強くなってきています。ビジネスフォーム業界にとって、帳票類の減少傾向は辛いことではありますが、お客様の変化の中に、今までとは異なるビジネスチャンスが必ずある、出てくると確信しています。それは、お客様自身が見えている、抱えている課題だけでなく、気付いていないことへのアプローチ、つまり、「新しい価値」を提供することにより生まれるものだと思っています。お客様の成長と共に我々の業界も伸びていく、真のパートナーの地位を獲得するチャンスが、そこにはあると感じています。平成27年を何年か後に振り返った時「まさに、我々の業界にとってあの年が大きなターニングポイントであった」と実感できる年にしたいと決意しています。そのためには、日本フォーム印刷工業連合会の活動をより活性化させなくてはなりません。皆様のなお一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。皆様の事業のご繁栄とご健勝を祈念しまして新年のご挨拶とさせていただきます。日本フォーム印刷工業連合会副会長小林友也新しい価値の創造を!