■ページ本文テキスト■

17開発期間、労務費、材料費などの削減につながる。頻繁にオンディマンドでファブリケーションを行う部署などでは、3Dプリンティング技術を導入することにより、大幅に納期を短縮することができる。3Dプリンティングをサービスとして提供すれば、カスタムビジネスの先陣を切ることができる。大量消費の製品ではなく、個人の要求やニーズを満たした製品を提供することができるようになる。特に、人工装具など個人それぞれにあった器具を提供する市場に貢献するだろう。従来の複雑な製造工程を省き、複数の部品を組み立てずに、そのまま複雑なデザインや部品が組み立てられた状態で出来てしまう。と多くの特徴を持つ3Dプリンティングを紹介した。●技術委員会(林委員長報告)・富士ゼロックス新潟事業所見学会について10月30日、富士ゼロックスマニファクチャリング(株)新潟事業所の施設見学会を実施した。参加者30名は早朝の7時30分に東京駅前駐車場に集合し、貸切バスで一路新潟まで向う強行軍であったが、富士ゼロックス社の戦略的な拠点工場で、トヨタ生産方式の「小さく作って、小さく運べ」という事を実践されている事業所を見学できたことは、非常に有益であったと思う。・Mac対応セキュリティー調査について印刷産業界で多くの台数が使用されているMac-PCに対する情報漏えい対策に関して、緊急アンケート調査を10月6日〜17日の期間で実施いたしました。今回のアンケート調査には、日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(GCJ)様にもご協力をいただき、46社からの回答をいただいた。この調査結果を踏まえて、Mac-PCの主力になっていOSXへの対応をまず検討したい。●環境委員会(朝日委員長報告)・セミナー「社会や企業が求める環境への取り組み」10月17日午後に約80名の参加を頂き「社会や企業が求める環境への取り組み」と題して環境セミナーを開催した。基調講演として永年スウェーデン大使館に勤められ同国の社会を熟知されている須永氏から「スウェーデン企業の環境意識とCSR」をテーマに講演をいただき、第2部は会員企業4社から「収益改善は5S(環境改善)から!」と題して、昇寿堂、(有)TOOV、(株)木万屋商会、(株)イセトー、三郷コンピュータ印刷(株)の6社と、昨年より参加者数が減少しているので、引き続き出展者の募集を行なう。●資材委員会(山本委員長報告)・10月・11月度用紙事情について11月度の資料は9月までの実績のまとめになっている。そこで、8月と9月の紙の動向を見る。用紙全体として前年対比でも出荷額が96%台、フォーム用紙も99%、ノーカーボンも96%の状況。主要項目のコメントとして情報用紙は104.7%と良い状況であると記載しているが、情報用紙の詳細を見るとPPCが107.3%と伸びているのみで、フォーム用紙やノーカーボンは減少している。インキの出荷金額及び出荷業の状況は、本年3月を境に減少が進んでいる。先月の理事会以降、為替が大きく変化しているので、全ての原材料を輸入に頼っている用紙では、価格の問題が浮上している。しかし、原油価格が低下しているので相殺しているようだ。しかし、さらに円安が進み、ある一定レベルを超えた時点で、価格値上げに進む可能性がある。また、円安が進む中でも輸入紙が増加しない要因の一つとして、国際的なチップ価格の上昇があるようだ。国内の製紙メーカーは木材を輸入して自前でチップを作っているが、アジア諸国の用紙メーカーでは高値のチップを輸入しているので、価格競争力が弱いようである。●国際委員会(土屋委員長報告)・“HunkelerInnovationday2015”ツアーについて来年2月22日から2年ごとにスイスルツェルンで開催される“HunkelerInnovationday2015”を中心として、スイス及びオランダの印刷関連企業訪問するツアーを印刷出版研究所と共同で企画した。本ツアー企画を成立するためには最低20名程度の参加者が必要なので、本日から参加者募集を開始したい。・北米印刷事情レポート印刷業界を一変してしまうゲームチェンジャーとして3Dプリンティングを取上げてている。3Dプリンティングは従来の製造方法と比べていくつかの優位点がある。特に、早急にプロトタイプを作る必要があるときに、威力を発揮する。製品