■ページ本文テキスト■

33業務委員会(玉田健治委員長)では昨年度から会員各社の現場力の強化を支援するためと、会員間の交流を深めるために、ISO9001認証取得の合同研修会を企画した。この研修会には3社((株)昇寿堂、(株)木万屋商会、三郷コンピュータ印刷(株))がISO9001に取り組まれ、平成25年12月21日(土)にISO9001認証取得研修会をキックオフした。しかし、業務の都合から三郷コンピュータ印刷(株)は、約半年遅れの本年(平成26年)7月11日から本格的に取り組まれ、27名が内部監査員の資格を取得するとともに、厳しい審査の後に11月4日にISO9001を取得することができた。この取得奮戦記を参加された方々から投稿をいただいたので掲載したい。毎年行なっている調査結果では、ISOを取得されていない会員企業が約半数いるので、ISOへの取り組みを通して、ISOの本来の意義を各社が共同で勉強し、社員教育や、会員間の交流の活性化、さらに名称や仕様書等のフォーマットの共通化により、各社設備の共用や協業にも結び付ける活動へと発展することを願っている。また、来年の9月頃に発行が予定されているISO90012015年版では、新たに6.1項「リスク及び機会への取り組み」が要求事項として追加され、リスクの回避、リスク源の除去等のリスクマネジメントの考え方が導入されている。そこで、発行されてから3年以内に2008年版のマニュアルから2015年版に変更しなくてはならなくなるので、今後も団体としてISOを通し、企業の危機を未然防止する仕掛けづくりと、危機発生時の適格な対応スキルについても取り組んで行く予定である。三郷コンピュータ印刷(株)ISO事務局福田和寿ISO9001を取得して良かったことは、まず会社のルールが出来た事です。当然、今までルールがなかった訳ではないのですが、当社には、マニュアルがなかったのです。今までISOについて他企業の方から、色々なお話を聞いていました。分厚いマニュアル、取得までの期間が約2年かかり、凄く大変だ!と聞いておりました。しかし、今回の取得研修会では、要求事項を満たす内容の「フォーム工連共通としたひな形マニュアル」があり、全体像把握から、大半のものは埋められる仕組みになっていました。当初は、全員が何も解らなく、不安ばかりで、でも研修を重ねる度に、社員1人1人が、積極的になってきて、俺は関係ない、これは自分の範囲じゃないという人がいましたが、そんな人達が積極的に発言するようになり、この取得活動が、社内でも良いきっかけになりました。講師の阿部先生の魔術のような手法(飽きない)研修で、ISOに関する知識を身につける事が出来たと感じています。ISO9001を認証取得が出来た事がゴールではありません。まさにこれからマニュアルを活用して顧客満足の向上を実現していかなければなりません。今後とも、ご指導いただきたく何卒宜しくお願いいたします。最後に取得活動に関係した皆様と側面からサポートしてくださった方々に、深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。製造部佐々木誠当社ではこれまで、大手のやり方を見習うかたちで、ISO9001にほぼ準じたチェック体制をISO認証取得奮戦記業務委員会