■ページ本文テキスト■

12ートカットして出力するゼロックスのインクジェット版。番外として、ブラザー工業が約10.3億ポンド(1,890億円)で買収したとのニュースが流れた英国Domino社からは、モノクロインクジェット機のK600iを出展。最後にまとめとして相馬氏は「2年毎に開催されている“Innovationdays”は、ドルッパの中間での展示会で、2012年の“drupa”は、デジタル印刷機が主力で、オフセット輪転機が一台も稼働していなかった。日印産連のデジタル印刷推進協議会が毎年実施しているアンケート調査では、デジタル印刷の第一の用途として、売上アップの提案をしている会社が1/3。ワンストップ提案、在庫レス、オンデマンド効率等、コストダウン提案の会社が2/3を占めている。デジタル印刷機を単に小ロット印刷に使うのでは、オフセットの方が安く差別化にならない。デジタル機の特性を活かすことでソリューション提案になっていく。加工機も各種揃ってきており、これらが顧客に提案をかけるための重要な生産ツールになる」と、ソリューション提案につなげるための視点を提供した。現地で視察したRotaform社(オランダ・アムステルダム)については印刷出版研究所取締役企画部長の難波利行氏が報告。ホワイトペーパーファクトリーを標榜する同社のクロスメディア展開などを説明した。Rotaform社は1872年創業で143年という非常に長い歴史を有する。同族経営である同社はアムステルダムで事業をスタートし、1972年に現在地のレリスタッドチ。Hunkelerレーザー加工機HL6を展示し、ミシン加工のほかレーザーで数字やサインをパンチで表現するセキュリティーパンチを紹介。また可変加工が行なえるHunkelerミシン加工ユニットDP8にも注目が集まった。トピックス5:Book製本ソリューションの紹介。一冊からの製造や一人ずつ内容の違うものを製造。HunkelerとホリゾンSmartBinding、ミューラー・マルティニのVAREO。針金綴じと糊綴じが可能なIbis中綴じ製本機をキヤノンのブースに展示。ハイデルはスタール折機にATS-Tanner丁合機を接続。トピックス6:薄紙対応としてXeikon9800とGUK折り機の組み合わせによる薬の能書作成。トピックス7:新聞制作ソリューションとして、ブランケット版、タブロイド版、仕上げカッターを入れてA3判パンフと、3サイズ対応を紹介。Hunkelerの丁合いは機械的な爪で行なうのではなく、静電気を利用しているのが特徴。トピックス8:プレコーターにもポストコーターとしても活用できるプライマーコーターPC7。トピックス9:メーリング機の出展。トピックス10:“Innovationdays2015”会場で新製品発表を行なった独立型インクジェットのゼロックスRialto900。白紙ロールに表裏をプリントし、最後にシTopicsKodakProsper1000PlusゼロックスRialto900新聞ソリューション印刷出版研究所難波利行氏