その他関連データ 2001.6




日本経済見通し  ―2002年度政府及び主要調査機関


 政府の「経済見通しと経済財政運営の基本的態度」が昨年12月19日に閣議了解されたことにともない、民間調査機関等から2002年度の日本経済見通しが発表された。ここでは主要52期間の見通しを一覧表としてまとめた。

■主要52調査機関の2002年度日本経済見通し

※GDP成長率予測昇順


印刷インキ   Printing Ink

■金属印刷インキは好調持続
■平版、特殊グラビア等の主力は減少続く
■国内卸売物価指数は昨年同時期より下落

 11月の印刷インキは、生産、出荷販売とも減少した。
 生産量、出荷販売量とも3ヶ月連続の減少となった。金属印刷の生産が8ヶ月連続の増加と好調だが、その他の生産は軒並み減少となった。
 1kg当たりの単価は下落しており、平版は昨年11月に比べ約22円の下落、特殊グラビアは約47円下落している。国内卸売物価指数でみると、平版は平成7年平均を100とした指数で55.9となっている。

[資料:化学工業統計(経済産業省)ほか]


■11月の印刷インキ生産、出荷販売、在庫

■11月の印刷インキ原材料消費量

■11月の印刷インキ輸出入

■平版インキ出荷販売量と単価推移表

■印刷インキ原材料油脂(あまに油と大豆油等その他)構成比推移

※経済産業省では平成14年より年間出荷額100意円未満の品目を統廃合することになりました。印刷インキの品目は平成14年1月分より下記の通りとなります。
@「凸版・凸輪」は「その他のインキ」に統合する。
A「ゴム凸版」を「樹脂凸版」という品目名に改める。
B「出版グラビア」と「特殊クラビア」を統合し「グラビア」という品目名に改める。
C「補助剤」を削除する。
D「原材料」を削除する。


情報記録物    Records Information


■光ディスクは6ヶ月連続の増加
■携帯電話は生産減少、加入者数とIP接続は増加続く
■電子出版物の新刊発行点数は7ヶ月違続の2ケタ増加

 11月の情報記録物の生産動向をみると、フレキシブルディスク(フロッピーディスク等)は前年同月比89.8%減少し33ヶ月連続の減少となった。光ディスクは53.4%増加し6ヶ月連続の増加となった。
 携帯電話の生産台数は28.6%減少し6ヶ月連続の減少、公衆用PHS端末は41.5%減少し9ヶ月連続の減少となった。電気通信事業者協会が発表した11月末の累計加入者数をみると、携帯電話は10月末より0.7%増加、PHSは8ヶ月連続して減少、携帯IP接続サービスは2.2%増加した。
 電子出版物の新刊発行動向をみると、CD-ROM単体を除き増加し合計で7ヶ月連続の2ケタ増加となった。今年1月からの累計は前年同期比305点増加し2071点となっている。

[資料:機械統計(経済産業省)、出版月報(出版科学研究所)ほか]


■11月の情報記録物、関連製品生産量

■11月の電子出版物新刊発行点数

■情報記録物生産量推移

■電子出版物発行点数推移

■携帯電話・PHS生産台数推移

■携帯電話、PHS、携帯IP接続サービス月末累計加入者数推移


印刷関連機械    Printing Machinery

■印刷、製版、製本、紙工機械の生産金額は9ヶ月ふりに増加
■製版機械の不振続く
■パソコンが6ヶ月連続の減少

 11月の印刷・製版・製本・紙工機械の総計生産金額は前年同月比8.9%増加と9ヶ月ぶりに増加した。長巻式平版印刷機が大幅増加したため。
 生産台数は不振が続いている。印刷機械は長巻式平版印刷機が増加したものの、12ヶ月連続の減少、製版機械は14ヶ月連続の減少と不振が続いている。
 その他の機械をみると、B3版未満のオフセット印刷機である事務用印刷機の生産台数は43ケ月連続して減少と不振が続いている。パソコンも6ヶ月連続して減少、プリンターも軒並み減少となった。

[資料:機械統計(経済産業省)ほか]


■11月の印刷、製版、製本、紙工機械生産

■11月の印刷事務用機械、電子応用装置生産

■11月の印刷、製版、製本、紙工機械輸入台数

■印刷機械生産台数推移

■パーソナルコンピュータ生産台数推移


景気指標    Business Index

■産業活動、個人消費、雇用の各指標は不振
■完全失業率は5.5%、有効求人倍率は0.53倍
■物価指数の下落続く

 11月の産業活動の動きをみると、鉱工業生産指数は前年同月比で2ケタの減少となり10ヶ月連続の減少となったが、在庫指数が14ヶ月ぶりに減少した。製造工業稼働率指数は12ヶ月連続の下落、設備投資の先行指標である機械受注額(船舶電力を除く民需)は6ヶ月連続の減少となった。新設住宅着工戸数、新車販売、旅行大手取扱高とも3ヶ月連続の減少となった。
 個人消費の動きをみると、サラリーマン世帯の消費支出は名目2.3%、実質3.6%増加し2ヶ月連続の増加となったが、商業販売額は卸売、小売とも減少し10ヶ月連続の減少、大型小売店販売額はスーパーが増加したものの、百貨店は減少した。
 雇用面では、労働カ人口が8ヶ月連続して減少し、完全失業率は5.5%と3ヶ月連続して過去最悪を更新、有効求人倍率は0.53倍となり、求人広告掲載件数は4ヶ月連続の減少となった。所定外労働時間は9ヶ月連続して前年同月を割り込んだ。
 金融・物価面では、国内卸売物価指数は14ヶ月連続、全国消費者物価指数は27ヶ月連続の下落となった。企業倒産件数は3ヶ月連続して増加している。


■11月の国内主要景気指標

※完全失業率、有効求人倍率、東京円相場、日経平均株価、NYダウ工業平均は前月差。
※労働人口、所定外労働時間は前年同月差。
※速報値も含まれていますので、ご注意下さい。

■直近3ヶ月の主要国景気指標

■主要国の実質GDP成長率(四半期ベース)

 

 

資料:日本印刷産業連合会「印刷関連資料機材データ」より

 

 

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