「フォーム印刷市場の動向とDPSの事業の展開」

DPS・情報管理



DPS・情報管理
 さて、きょうのもう一つのタイトルでありますDPSのほうへ移っていきたいと思います。
 DPSというと、もともとデータ・プリント・システムだかデータ・プリント・サービスだか、DPSというのはトッパン・フォームズの商標になっているそうです。そのせいかわかりませんけれども、会社ごとにDPSというのはいろいろな違った名前で取り上げているようです。自社の業種としてはDPSと言わないで、ほかの名前をつけているようです。基本的にはデータプリントをする仕事、そしてその中の情報管理、情報そのものも管理する仕事というふうに位置づけていいと思います。
 これはどんなものがあるかというと、まず宛て名を印字するところから始まって、データそのものの入力・出力、いわゆる情報処理です。お客さんからデータを預かってそれをプリントアウトするまでの途中の処理というのがあります。打ち出した後の事後処理は用紙をカットしたり折ったり、あるいは封かん封入をして発送をするという局出しまでの業務。
 当然そういう処理の中では、情報の入力・出力をするということになると、データベースというのが出てまいります。つまり、常にデータを更新して、その更新データを管理するという仕事です。そのデータをディスプレーの上からながめる、いわゆる電子フォームと呼んでいいのかどうかわかりませんが、紙には出さないけれども、必要なときにデータをチェックするという仕事です。それに伴って必要なソフトの開発がついてまいります。ですから、ソフト開発というのも非常に大事な仕事になってきます。