日本 フォーム印刷工業連合会
平成17年度第7回理事会議事要録



[1]日 時 平成17年11月10日(木)
       PM1:30〜3:10

[2]場 所 日本印刷会館 2階201会議室 

[3]出席者 (19名) 

福田会長、那須副会長、瀬戸(政)常任理事、瀬戸(政)常任理事、馬場常任理事、大内常任理事、小谷(正)常任理事、花田常任理事、瀬戸(良)常任理事、渡辺北海道会長、笹氣東北会長、佐々木北陸会長、中川関西会長、小島四国会長、吉田理事、福武理事、石坂理事、浅井監事、中(専務理事・事務局)

[4]議 題

(1)委員会報告
(2)日本印刷産業連合会等関連報告
(3)各工業会報告

[5]議 事 

 冒頭中部藤沼会長ご尊父藤沼為吉氏ご逝去に伴う葬儀について案内があり、福田会長の開会挨拶の後議事に入った。

 <福田会長挨拶骨子>
 最近の個人情報に絡む製品のクレームには、今までの何倍もの注意が必要となってきている。最近では一寸したものでも官庁へ報告し、新聞に掲載、詫び状配布といった事態になっており、これへの対策は技術上のレベルアップよりも何倍もの人の投入といったコストアップに繋がる対策しかないのが実情だ。一方でこの点が顧客から十分理解されているかというと必ずしもそうなっておらず、業界内外の競争で困難な状態が続いている。この打開策としては、機械の開発、技術の公開、ノウハウの共有など各論では中々困難なことではあるが、業界が共同で解決策を探る時期にきているように感じている。
委 員 会 報 告

資材委員会 
<資料>用紙事情説明メモ
 那須委員長より、資料に基づき平成17年11月度(9月暫定)紙品種別生産・払い出し・在庫について概要が報告された。
 紙全体での生産、国内払出はそれぞれ対前年99.8%、100.6%、月末在庫は92.7%と前月に比べ生産、払い出しの増加、在庫減で需要の好調を物語っているようだ。情報用紙については、それぞれ101.8%、102.0%、124.4%と多少需要好転ではあるが在庫の高水準は変わっていない。
 国内景気指標では、GDP、鉱工業生産は伸びが鈍化しているものの依然プラスを維持しており、折込ダイレクトメール、百貨店売り上げ、住宅着工等ほぼ変化なく順調に見受けられる。
 一方、国際的な経済動向では米国の好調に比べ欧州の伸びは鈍化、米国もハリケーン、エネルギー問題などの影響で今後鈍化が予想されている。また、アジアでは中国の成長率は依然高いものの、他の各国では成長鈍化の傾向が見えている。用紙市況では世界的に供給過剰による弱含みの傾向にあり、その影響で国内市況5円安との報道もあった。
 顧客からは用紙値下げの指摘もあるようだが、石油関連資材高騰、国内メーカーの年明け値上げ意向も予想され、フォーム製品価格維持には十分な説明が必要である。

国際委員会 
<資料>DMIAレポート10月
 大内委員長より、最新北米フォーム印刷事情視察での概況説明があり、DMIA幹部ミーティング、企業訪問など貴重な視察内容を11月28日の報告会で発表する旨報告があった。

業務委員会 
<資料>10月度月次計算書 
<資料>平成18年会議日程(案)

 
小谷(正)委員長より、10月の月次報告があり了承された。
 また、前回理事会で了承された工連運営検討委員会(初回本理事会終了後開催)の開催に先立ち、日印産連へ会員数減少の状況と財政状況を説明し、工連として大きな負担となっている日印産連会費口数、もしくは1口金額の削減検討を申し入れた旨報告があった。
 日印産連自身も財政面では、増加する課題への対応など同様の苦境にあり、組織強化検討に入ったとのことで、工連運営検討委員会では、日印産連の動向も踏まえ検討を進める意向を表明した。
 続けて事務局中より、平成18年会議日程案が提示され、各理事からの意見と日印産連行事の確定を待って最終決定し、別途通知することとなった。

市場調査委員会
 花田委員長より、市場動向アンケート調査を締め切り、54社からの回答があり集計が終わった。次週予定の委員会から分析を進め、3月末までにまとめを報告する予定との報告があった。

公正取引推進委員会 
<資料>下請取引適正化推進月間について
 事務局中より、中小企業庁が推進する下請取引適正化推進月間(11月)について紹介があった。

日本印刷産業連合会等関連報告

 事務局中より以下の報告があった。
@日印産連2006年新年交歓会(1月10日)について
A日印産連設立20周年記念講演会(11月21日)開催について  
  <資料>同上ご案内
B平成18年度税制改正要望書の提出について    <資料>同上
C日印産連グリーン基準認定制度について <資料>同上
平成8年に策定した「オフセット印刷サービスのグリーン基準」をもとに、
  i)グリーン基準適合印刷工場認定
  ii)グリーン基準適合印刷物認定
  iii)グリーン基準適合印刷資・機材認定
を柱とした認定制度の創設が検討されている。
D印刷校正記号(JIS Z 8208)改正素案公開レビューについて
  <資料>同上
 1965年制定の当該JISについて、コンピュータ組版主体の組版となっている現状を考慮した改正作業が行われ、12月5日(月)までWEB公開レビューを実施し意見を求めている。
E経団連関連  
 <資料>経団連下記資料 
  @次期ICT国家戦略の策定に向けて
  A2006年度新規学卒者の採用選考について
  B実効ある容器包装リサイクル制度の構築について

各工業会報告等

 四国小島会長より10月持ち回り理事会収支報告があり、会費剰余金を次回持ち回り理事会のために工連で積み立てることとした。
 その他各地区工業会よりマーケット状況、活動状況、今後の予定などの報告があった。

 最後に那須副会長の挨拶があり、次回開催、平成18年1月26日午後3時30分より椿山荘(5時30分より関東フォーム印刷工業会「新春懇親会」開催)を確認して閉会となった。





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