日本フォーム工連・第6回(平成12年10月)理事会

アンケートの「自由意見」、原文のまま発表へ

 日本フォームの印刷工業連合会の平成12年度第6回理事会が、10月19日(木)午後4時から広島市のリーガロイヤルホテル会議室で開催された。

[1]出席者

城戸会長、瀬戸副会長、君田副会長、山本専務理事、朝日常任理事、日浦常任理事、松井常任理事、柴藤常任理事、池田常任理事、福田(学)常任理事、松田常任理事、渡辺北海道会長、笹氣東北会長、藤沼中部会長、川瀬関西会長、宇都宮西中国会長、関四国会長、岡本九州会長、水谷理事、柳田理事、北原顧問、瀬戸顧問、丸田勝功(福武理事)代理

オブザーバー

福田健蔵、小野寿久、白築宗雄、早川紘、林迪夫、河合豊恒、宇都宮公徳、佐伯伸二、椋田豊、宮田市郎、山本実、新後昌一郎、岸本均也、竹森裕二  

以上37名

[2]議 題

    (1)委員会報告
    (2)日印産連等関連報告
    (3)各工業会報告

[3]議 事 城戸会長並びに宇都宮議長の挨拶のあと議事に入った。

 

委員会報告

公正取引推進委員会(福田学委員長)

 冒頭の城戸会長、宇都宮議長の挨拶の中にもあったように、昨今の市場価格は依然として非常に厳しい状況を呈しているが、理事会等会議の際に配付しているイエローカード「出席者の皆様に(公正取引に関するご注意)」にも記載されている“行うことの出来ない行為”また“出来る行為”等に十分配慮しながら、業界が萎縮することのないように、適正価格での取引が出来るように会員の皆様のなお一層の努力、協力を願いたい等報告された。

資材委員会(日浦委員長)

 各月の用紙事情の説明は、製紙連合会等の集計を待ってからとなるので、理事会に報告できるのは、どうしても2ヵ月遅れの情報となることをご容赦願いたい。また、毎回配付している情報以外にも各種の用紙関連情報を持っているので必要なものがあればお申し出願いたい。8月の用紙事情については、荷動きは引き続き順調に推移し、紙合計の生産、出荷ともに8月度としては過去最高となった。在庫は前月比ほぼ横ばいであった。フォーム用紙の国内払出高は前年同月比3.6%増、メーカーの生産シフトの変更により需給もタイトになってきている。価格は強含みで推移している等説明された。また、委員会事業計画の一つである工場見学会については、年内に新聞社の見学を行うことで検討を進めている等報告された。

技術委員会(君田委員長)

 1115日(水)の午後2時から東京・茅場町の鉄鋼会館で行われる技術セミナーのレジメが提示され、それに沿ってセミナー概要が説明された。「IT革命、e−ビジネス」をやさしく解説することを基本とし、業界としてe−ビジネスをマイナス面だけで捉えるのではなく、印刷業との共存という面で捉え、スライド約50枚を使用して事例で紹介することにしているので多数の会員の参加を願いたい等報告された。講師は日本ユニシス(株)asaban.com事業部の堀田和雄事業部長、テーマは「やさしいe−ビジネス、業種別事例に見る印刷業とe−ビジネスの共存」。

業務委員会(柴藤委員長)

 7月の理事会で承認された日本印刷産業連合会の年会費(B会費)徴収に関する取り決めについて、内規条文案が提示され原案通り承認された。これにより新年度からA会費同様、会員名簿が更新される2年後の再計算までは正会員数の増減にかかわらず年会費(B会費)の地区工業会に対する一括徴収額の変更は行わないことになった。来年の1月に発行を予定している平成13年版全国会員名簿について、作業が順調に進んでいることが報告されるとともに、日本フォーム工連役員部分の校正紙が提示され確認が要請された。9月の理事会で業務委員会に検討委託された「アンケートの自由意見」の会報への掲載可否について、会報への掲載を目的として述べられたものではない等の理由で掲載は適当でないとする委員会検討結果が報告された。これを受けて「各工業会報告」終了後に再審議が行われた。賛否についてかなり活発な意見交換があり、結論として売上高の動向等本体データと同様に「アンケートの集計結果」として、原文のまま発表することとし、会員へは会報ではなく別途小冊子を発行して報告することとした。また、9月の理事会で承認された東海地方集中豪雨被災者に対するお見舞いについては、調査の結果、会員3社に被害があり早速お見舞を行ったことが報告された。さらに9月度の月次計算書が説明され承認された。

市場調査委員会(池田委員長)

 先般実施した「フォーム印刷市場動向に関するアンケート」の集計結果が提示され、委員会としての分析概要が報告された。今回も集計結果の分析を専門家に依頼していないので、会員それぞれが独自にデータを読んで欲しいと要請があった。今回のアンケート発送総数は工業会加盟企業数の209通、最終回答総数は82通で回答率は39.2%であった。昨年は36.9%であったので若干上回る結果となったが、次回は是非とも回答率50%以上を期待したい。「自由意見」に関しては理事会の結論に従いたい等報告された。

日本印刷産業連合会等関連報告

 昨日開催された日印産連総務委員会の概要が城戸会長から報告された。「20009月印刷の月」記念行事開催結果に関する件、常設委員会活動報告に関する件、海外視察に関する件、2001年新年交歓会に関する件、また、凸版印刷(株)が開設した「印刷博物館」の入場招待券1万枚が印刷10団体に贈られること等が説明された。

各工業会報告

 各工業会から理事会、工場見学会、ゴルフ親睦会等最近の工業会活動状況並びに今後の活動計画等が報告された。価格復元の問題については、国税の源泉徴収に関する落札価格に関する件、「フォーム印刷物ご発注に関するお願い」についての取り組み状況の件、大手会員企業の価格政策、大手会員企業に対する要望等について意見が述べられた。この後(前述の)アンケートの「自由意見」の取り扱いについての審議があり、最後に君田副会長の挨拶で閉会した。

 

 

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