日本フォーム工連・第8回(平成13年1月)理事会

2001年海外研修旅行は“PRINT USA 2001”がテーマ

 日本フォーム印刷工業連合会の平成12年度第8回理事会が、126日(金)午後3時30分から東京・目白の「椿山荘」会議室で開催された。

[1]出席者

城戸会長、福田副会長、瀬戸副会長、山本専務理事、小林常任理事、日浦常任理事、松井常任理事、柴藤常任理事、四條常任理事、池田常任理事、福田(学)常任理事、天野常任理事、松田常任理事、渡辺北海道会長、藤沼中部会長、川瀬関西会長、宇都宮西中国会長、岡本九州会長、浅井監事、日暮監事、小川澄夫(両角常任理事)代理 

以上21

[2]議 題

(1)委員会報告
(2)日印産連等関連報告
(3)各工業会報告

[3]議 事 城戸会長の開会挨拶のあと議事に入った。

委員会報告

資材委員会(日浦委員長)

 紙合計の11月実績について、メーカーの生産、出荷は過去最高となり、生産については平成11年の12月から月ベースでの最高を更新中である。要因としては、広告出稿の増加、歳暮商戦のチラシ、携帯電話等のマニュアルの伸び、選挙、投資信託の目論見書、省庁再編の特需等が挙げられる。製紙業界は稼働率もよく、出荷・在庫状況も好調で収益も良好となっており、今年も需要堅調で昨年以上にフル稼働となるものと予測される。フォーム用紙については、汎用品用大巻原紙は縮小が続いており、また、デザインフォーム用小巻原紙等は小口主体で動いており特に変化はない。スポット需要として、マイライン申込書用原紙(インクジェット対応)の需要が多量で品不足感も出ている。価格については、秋需に備えて値上げの積み残しを含め、価格修正の動きがあるが、情報用紙の輸入増もあり、価格変化はないと考えている等報告された。次に、前回の理事会で要請のあった地域別の用紙事情調査について、資材委員会での検討、また代理店・卸商等との意見交換も行ってみたが、地域の特徴・企業規模等が異なるため、例え資料を作成したとしても、それが正確な情報となるかどうかは甚だ疑問であるということ、また、無記名アンケートにより各地域の情報を収集することも検討したが、これも多々難点があるということで、この件に関しては結論がでない状態にある等説明があった。次に、資材委員会の平成12年度事業計画である「工場見学会」と「資材セミナー」について、工場見学会は221日(水)に東京メディア制作株式会社(読売新聞社府中工場)を見学することとしたこと、また、資材セミナーについては、テーマ選定に苦慮しているが鋭意検討中であること等が報告された。

国際委員会(四條委員長)

 最近、日本フォーム工連のIBFI加盟メンバーから、現在のIBFIとのアフリエイトメンバー契約を解消して、加盟を希望する企業が直接IBFIと契約する方式(ダイレクトメンバー)に替えてはとの意見が広がっていることから、次年度(平成134月〜)の契約については、これを踏まえて相談したい旨IBFIへ打診したところ、過日、IBFIより返書があり、加盟を希望する企業が直接IBFIと契約する方式に変更することは可能であるが、IBFIとしては、現状のアフリエイトメンバー方式が望ましいと考えているので、日本フォーム工連の負担額を減額するということで現状の継続を考慮してほしいと伝えてきたと説明があった。これを受けて、城戸会長より、負担額を減額するということであれば、従来通りのアフリエイトメンバー方式で、とりあえず次年度一年間様子を見てはどうかと諮られ了承された。次に、本年520日から25日まで北京で開催される第7回世界印刷会議について概要が説明され、日本からは百名以上の動員を要請されているので、是非とも参加方を検討してほしいと協力要請があった。

業務委員会(柴藤委員長)

 平成1212月度の月次計算書が説明され承認された。次に、前回の理事会で承認された平成13年の日本フォーム工連の理事会等会議日程のうち、9月の理事会については、12日(水)《見込み》となっていたが、「印刷の月」記念行事開催日が13日(木)と決定したことから、当初の説明通り、それに合わせて13日(木)に変更する旨報告された。次に、先週発行された日本フォーム工連の平成13年版全国会員名簿による会員数について、前回名簿(平成11年)以降の会員数動向が報告されるとともに、これに基づいて平成1314年度の分担金(A会費)の再計算を行うことが説明された。なお、A会費の総額を従来通り12,100千円とすることで承認された。次に、2001年海外研修の旅について、9月にシカゴのマコーミックパレスで開催される「PRINTUSA2001」見学をメーンテーマとして企画された旅程A、B案が説明されたが、業務委員会でさらに煮詰めて、再度3月の理事会に諮ることとした。

日本印刷産業連合会等関連報告

 城戸会長より昨年1129日に開催された日印産連の総務委員会並びに125日に通産省会議室で開催された第2回印刷産業の今後を考える懇談会の概要が報告された。総務委員会については、2001年新年交歓会に関する件、2001年日印産連主要行事日程に関する件、「印刷産業の今後を考える懇談会」に関する件、法人事業税の改革案に関する件、第7回世界印刷会議に関する件、その他報告事項4件等が報告された。第2回印刷産業を考える懇談会については、通産省生活産業局の林良造局長、紙業印刷業課の福井雅輝課長他と印刷10団体の会長等が参加して、日印産連の印刷産業将来展望検討委員会戦略対応WGの中間報告を受けるとともに、各印刷団体より中間報告に対する感想、また、業界の現状等について報告が行われた。「将来展望策定事業−Printing Frontier 21」の策定作業は、現在、最終段階に入っており、3月には纏まる予定である等報告された。

各工業会報告

 各工業会から最近の厳しいマーケット状況、理事会、忘年会・新年会等工業会活動状況並びに今後の活動計画等が報告されたが、価格については、総じて徐々に回復の兆しが出てきているとの報告が各地区からあり、久々の前向きの発言が出て、この傾向が確実なものとなることが期待される。最後の福田副会長の挨拶で閉会した。

 

 

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