日本フォーム工連・第6回(平成14年10月)理事会

第6回理事会議事要録



[1] 日 時 平成14年度10月17日(木)PM3:00〜5:15
[2] 場 所 第一ホテル東京シーフォート会議室
[3] 出席者 城戸会長、福田副会長、小林副会長、瀬戸副会長、山本専務理事、立花常任理事、日浦常任理事、四條常任理事、小谷(正)常任理事、花田常任理事、福田(学)常任理事、瀬戸(良)常任理事、松田常任理事、渡辺北海道会長、笹氣東北会長、藤沼中部会長、絹川関西副会長、柳田西中国会長、小島四国会長、吉田理事、水谷理事、浅井監事、浜砂義則(岡本九州会長)代理、丸田勝功(福武理事)代理
オブザーバー 黒田正道、水谷勝久、南光明、剣路幸、宮島勝美、福田健蔵、小川澄夫、鈴木清、尾畑公平、清水好昭、西浦忠治、宮内逸兵、石渡宏侑、宮腰巌、久保田平八郎、笹本浩
以上40名
[4] 議 題 (1)委員会報告
(2)日印産連等関連報告
(3)価格破壊について
(4)各工業会報告
[5] 議 事 今回の理事会は、関東フォーム印刷工業会当番による「平成14年度持ち回り理事会」であることから、関東会長でもある城戸会長より今回の「持ち回り理事会」の運営方針等についての説明並びに挨拶があり、引き続き議事に入った。


委員会報告


 資材委員会(日浦委員長)、国際委員会(四條委員長)、業務委員会(小谷正嘉委員長)、市場調査委員会(花田委員長)、公正取引推進委員会(福田学委員長)、技術委員会(瀬戸良教委員長)より、それぞれ委員会報告並びに案件説明等が行われた。資材委員会からは、8月の紙需要実績(別掲)が説明されたあと、印刷用紙値上げ問題について、製紙メーカー・代理店・卸商等の動きと値上げ交渉状況、(社)日本印刷産業連合会等印刷団体の動きについて説明があった。技術委員会からは、11月18日に「労働スクエア東京」で開催される技術セミナーの報告、また、日本フォームエ連のホームページに関する技術委員会と業務委員会の合同委員会について報告が行われた。

日本印刷産業連合会等関連報告


 城戸会長から、9月は日印産連の総務委員会の開催は無く、また、次の委員会が来週22日であることから特に報告事項等は無いが、来週の委員会では印刷用紙の値上げ問題に対する対応が議論されるであろうと見通しが述べられた。他に資料として、「白動車NOx・PM法の手引き(環境省・国土交通省)」が配付された。

価格破壊について


 低価格問題については、先の理事会でも活発な意見交換が行われ、今後も会員の秩序ある企業行動を訴え続けて行くと共に、理事会で積極的に意見交換を行っていくこととしたことを受けて、今回は独立議題として意見交換を行った。以下に発言要旨の一部を列記する。
市場主義経済の白由競争の原則、また、公正取引法等のことからも、団体としては、結論を出せる問題ではないが、繰り返し意見交換を行うことで業界の大局的方向性を見い出していけるのではないか。
法に触れないギリギリの線まで、徹底的に意見交換を行わなければならない時機に来ているのではないか。
理事会メンバー会社同志が低価格競争を行っているのであるから、本気でこの問題に取り組めば道が開かれるのではないか。それで解決できないのであれば、徹底的に競争するしかないのではないか。最後は体力勝負ということか。
実際に生じた低価格問題についての具体的な情報交換は、業界啓蒙に役立つと思う。機械設備を仕事で埋めたいのは分かるが、腹八分目ぐらいでそれぞれが自覚していかなければいけないのではないか。
社会保険庁が基準価格を割った入札に対して、その理由及び積算の妥当性等について調査を行うこととしたが、結局、「落札業者が赤字企業でない」「今回は赤字であるが機械設備が遊んでいるので」等の理由が遭正と判断された模様であるが、これでは何でも遭正になってしまう。
全体のパイが縮小していく中で解決していかなければならないという非常に難しい問題である。一時期、利益の出ないユーザとの取引を自粛したが、景気の低迷もあり、ますますパイが縮小してくるので対応に苦慮している。
経営トッブの適正価格順守等の方針が、営業の第一線に来るといろいろな事情から守られないケースが多々ある。同じ会社でも営業所等によって対応が異なるケースもある。関東での落札価格等が地方に反映するので、その辺まで留意して対応してほしい。
入札システムの改善要望等について行政に働きかけてほしい。また、関係議員に働きかけることも有効と思われる。
官公需は民需と違い一年毎の仕切り直しであるのに、無理して赤字で落札するメリットはあるのか。
DPS市場も価格破滅の時代に入っているが、見積体系の見直し、少なくとも見積項目だけでも認識し合う必要がある。また、契約書の在り方についても研究して行く必要があり、DPSに限らず各種の問題を検討する委員会あるいはワーキンググルーブ等を設置して案件を処理するようにしてはどうか。


 最後に本日の意見交換の趣旨を、今後の団体運営に生かしていくことを確認して本議題の審議を終了した。なお、「各工業会報告」は取り止め、関東の4支部長(甫光、剣、宮島、福田健)の感想が述べられたあと福田副会長の挨拶で閉会した。



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