■ページ本文テキスト■

8印刷功労賞印刷振興賞福田学氏関東フォーム印刷工業会副会長日本フォーム印刷工業連合会常任理事三郷コンピュータ印刷株式会社取締役会長松尾富正氏中部フォーム印刷工業会前会長顧問日本フォーム印刷工業連合会元常任理事小林クリエイト株式会社取締役(推薦理由)平成9年に日本フォーム印刷工業連合会理事に就任し、15年にわたり常任理事、そして、平成12年からは関東フォーム印刷工業会の副会長の要職を務め、常に先頭に立って業界の振興発展と地位向上に大きな役割を果たした。さらに、平成9年から14年にわたり、公正取引推進委員会の委員長として、独禁法、下請法等のコンプライアンスの啓蒙に大きく寄与されました。(推薦理由)平成18年に日本フォーム印刷工業連合会理事に、翌年には常任理事に就任。平成19年からは中部フォーム印刷工業会会長の要職を務め、東日本大震災の影響により製造印刷功労賞をいただいてこの度、9月の印刷の月にあたって、印刷功労賞をいただきました。誠にありがとうございます。まさか私がいただけるとは思ってもいませんでした。昭和32年から印刷に関わり、尺貫法の時代から55年間、印刷一筋にやってまいりました。最初は活版印刷、34年からは、レジフォーム印刷、ビジネスフォームと、フォーム印刷の草創期から凸式印刷一筋に携わって来たことへのご褒美かと有難くいただきました。大変面倒な作業を必要とした亜鉛凸版の印刷を経験して、昭和40年代に入って液体式樹脂凸版印刷時代へと移り、40年代後半には厚み精度の高い固形の樹脂凸版へと進化しました。凸印刷に惚れて、機械の研究と製版の研究に没頭したのは、この頃からです。0.5ポイントの漢字、120線の0.5%のアミ点からベタまで、ハイライトからシャドウが綺麗に刷れるようになり、しかも、2,000インチ(50メートル)印刷が可能な機械に仕上がりました。一方30年代後半だと記憶していますが、ビジネスフォーム印刷も、凸式印刷から簡単に寸法出しができ、亜鉛凸版と比べると綺麗に印刷できるオフセット印刷へと大半が移行して行きました。また、用紙もワンタイムカーボンを上質紙に挟んでいたものから、裏カーボン、ファインコピー、ユニコート、ノーカーボンなど便利な紙が開発されました。50年の間に世の中が急激に変化し、デジタル印刷の出現と同時に影が薄くなり、印刷分野でもグーテンベルグのプレス時代がデジタル印刷時代にとって代わろうとしています。しかし、凸式印刷はオフセットの真似が出来ない良いものを持っているので、特長をお互いに活かしながら、印刷業界の発展に貢献したいと思います。三郷コンピュータ印刷(株)福田学印刷振興賞を受賞して私が日本フォーム印刷工業連合会の活動に初めて携わったのは、平成18年で日本フォーム印刷工業連合会の理事に就任した時からです。平成19年4月に中部フォーム印刷工業会の会長に就任し、正式には6月から日本フォーム印刷工業連合会の常任理事として足掛け5年間に渡り中部の業中心で難しい状況下にある中部経済圏にあって、会員の結束を図り中部フォーム印刷工業会の運営に大きく寄与されました。トピックス