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10朝日卓之東洋紙業株式会社社長東洋紙業鰹K志野工場写真ました。当初はオフセット輪転印刷機を導入し商業印刷工場として操業を開始しましたが、2003年に北区王子にありましたビジネスフォーム印刷工場の設備を移転、新たに情報処理業務も3階部分で展開するようになり、オフ輪商業印刷部門が撤退した後、建屋2階部分の増床工事を行ない、2011年9月に情報処理サービスの専用工場として生まれ変わりました。習志野工場では、従業員の安全確保と作業環境改善、製品品質の維持向上、情報セキュリティの維持改善の3つの課題に取り組み、それぞれを統合的に運用してお客様のみならず周辺地域に対しても安全、安心を与える工場を目指しております。工場内の設備におきましては、安全性を重視した観点から水性インクを使用出来ることに注目し、昨年世界最高速のフルカラープリンターを導入。お客様により早く、より安く、安全で高品質な製品を提供出来るように心がけております。産業廃棄物におきましては、リサイクル化の促進及びVOC低減への積極的な取り組み、産業廃棄物の『細分化分別』を実現しております。今まで産廃として廃棄していたものを再度見直し、少しでも資源としてリサイクル可能なものを分別し、環境改善および資源の有効活用を推進しております。また印刷機湿し水の脱IPA化と代替品への100%移行を達成し、第2種有機溶剤を含まない洗浄液への切り替えも実践してまいりました。工場内の照明設備におきましては、天井蛍光灯の一部のLED化や、通路での人感センサー採用、照明のスイッチ周辺や空調パネルに『節電』表示を掲示するなどの省エネルギーへの対応に取り組んでおります。また自然エネルギーにも着目し増床工事に併せて風力発電装置を設置いたしました。この風力発電で得られた電力で工場内照明の一部を賄うことができております。認証関係におきましては、1997年にISO9001、2004年にISMS27001、2011年にISO14001をそれぞれ取得し、全従業員が一丸となって品質及びセキュリティ、環境に対する高い意識を持つようになりました。また毎月1回工場周辺の清掃活動を実施し、常に清潔な職場環境と近隣周辺の環境を保つよう心掛けております。工場内の環境におきましても、2Fの作業エリア全体のバリアフリー化を実現し、身体の不自由な方の積極的な受け入れ態勢を確立させております。さらに情報セキリティ強化の一環として、工場内入退館時に際しては生体認証(虹彩認証)を導入して入館管理を行なっております。今回の奨励賞受賞を励みに、これからもお客様の満足に応える製品作りと環境に配慮した模範となる工場を目指して参ります。また近隣周辺との環境調和にも取り組み、環境優良工場の名に恥じないように環境改善に取り組んでまいりたいと思います。トピックス