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25社団法人日本印刷産業連合会・国際委員会では、海外情報誌「GLOBALSCOPE」第5号を発行しました。世界最大の印刷機材展である“drupa”は今後の印刷産業の技術動向を知るための重要な手掛かりです。各分野の専門家に執筆を頂くとともに、印刷会社の視点から“drupa2012”をどう見るかといった座談会も設け今後の印刷業界の技術動向を紹介しております。目次第1章前回drupaの2008年という“時代”を振り返って第2章drupa2012の概要第3章drupa2012における個別技術分野の動向3?1W2P、ワークフロー、MIS3?2デジタルプレスいる。また、インターネットは重要な新しい印刷市場を創出してもいる。Web-to-printを通じて、小規模な事業者向けに販促物や、個人の消費者向けにフォトブックやパーソナライズされたグリーティングカードのような製品を販売することを可能にしている。ビスタプリント社(Vistaprint)やフライヤーアラーム社(Flyeralarm)のような企業は、欧州の何百万という顧客や写真印刷業界の継続的な成長に貢献するため、インターネットを活用している。【トランスプロモのコミュニケーションを改善する方法】「トランスプロモ」という言葉が5年以上前に造り出されたとき、請求書の価値や役割を向上させるこのテクニックが急速に受け入れられる結果となる、という大きな希望があった。その概念は今でも興味をそそるものではあるが、実際には多くの企業が考えているほど単純なものではなかった。インフォトレンズ社は、トランスプロモを実施している主要企業に対して、請求明細書を使ったコミュニケーションの改善に役立つ提言を行なっている。以下が、成功のカギである。?対話を変えること。専門用語からではなく、価値の提案から始めること。請求明細書は、全体的なコミュニケーションプロセスの一部であることが必要である、?組織の中の出来るだけ高いレベルの役員を巻き込むこと。会社のビジョンや究極的な価値を理解している顧客企業の役員は、様々な立場の人々を取りまとめて協力体制を作ることが必要不可欠であろう。?請求明細書上に書かれた個人的な教育的情報やサービスのメッセージの価値を議論することから対話を始めること。一旦、顧客の教育で成果を上げることができれば、プロモーションのメッセージは自然な結論として伝えられる。?焦点の合ったマーケティングコミュニケーションの取り組みとするため、ビジネスの目的が明確化されていること。また精確に・効果的に成功の度合いを測定するための指標の設定を確かにすること。■海外情報誌「グローバルスコープ(GLOBALSCOPE)」第5号drupa2012特集3?3オフセット印刷3?4フレキソ印刷3?5ワイドフォーマット3?6ポストプレス3?7インキ分野の動向