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20ベンダー約70社が、7000uの会場に、約30のデジタル印刷工程を5000人以上の来場者に披露した。@Hunkeler社は、次世代後加工システム「POPP8」を初出展し、最大速度300m/分、用紙幅762mmを紹介した。また、デジタル印刷の付加価値向上に向け、レーザー加工機「HL6」(写真2)、プライマーコーター「PC7」はじめ「新トータルブックソリューション」や「新聞・カタログソリューション」などを実演した。Aデジタル印刷では、Hunkeler社製後加工機と連携して主要ベンダーが最新ソリューションを紹介した。大日本スクリーン製造は、TruepressJet520ZZによりカラーのDM、ブック、カタログを、同Jet520EXによりモノクロのブック制作をホリゾン製本機と連携して実演。キヤノンは、ブック、トランスプロモ、DMをOceColorStream3900により紹介。リコーは、フルカラー機infoPrint5000GPによりブック、ポスター、カレンダーを、モノクロ機infoPrint5000MPによる冊子とDMを出力。HPは、液体トナー機Indigo7250により写真集、ブックカバー、ポストカードを印刷。KBAは、drupa出展後にRotaJET76のインク、乾燥機、巻取装置の改良、開発を重ね、高品質、安定化により新聞と商業印刷を実演し注目を集めた(写真3)。Kodakは、モノクロ機Prosper1000Lによりブック制作し、インプリンティングシステムProsperS5によるバリアブルパンフレット印刷を紹介。Xeroxは、小型高性能機Cipress500SEDを初出展し、トランスプロモ、DM印刷を実演。IMPIKAは、コンパクトカラー機iPrintCompactにより新聞と商業印刷を実演し注目を集めた。なお、2月末に同社はXeroxによる買収発表があった。B後加工機では、ホリゾン・インターナショナルがデジタル印刷後の書籍製本システムはじめ最新機器を一堂に紹介。MULLERMARTINI、Heidelberg、BOWESYSTEC、PitneyBowes、GUK、CMC、Kernから製本機、封入封緘機、DMロゴ印刷機などが出展された。C用紙では、三菱製紙、CVGPAPER、mondiなどが最新のインクジエット印刷用紙をデジタル印刷機ベンダーとの連携により紹介した。おわりに以上、afterdrupaとして展示会、オープンハウスでのデジタル印刷の出展・実演状況を紹介したが、おもに次のトレンドが見られた。@デジタル印刷は、デジタル印刷機と後加工機、用紙、ITソリューションの連携開発によ写真2レーザー加工機「HL6」写真3KBARotaJET76