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33キャンペーンとリンクしている汎用URLにアクセスするよう誘導されます。個人向けURLや汎用URLにアクセスすると、受領者はカスタマイズされた、キャンペーン用マイクロサイトへのアクセスが可能になります。最初の画面で自分の連絡先を認証し、有効にしたい割引券の種類を選択し、Chick-fil-A社からの質問に回答します。次に最大265件のソーシャルネットワーク、電子メールおよびショートメール経由でこの割引券をシェアするチャンスを獲得できます。友人らと割引券をシェアしたすべての受領者は自動的に懸賞に登録されます。Chick-fil-A社の顧客にとって最大のシェアリングルートはフェイスブックで、1,218名のユーザーがニュースフィードで割引券について告知しています。これによってさらに6,499名のユーザーがサイトへアクセスしています。一方、ツイッターユーザーは登録の反応が非常に早いことが証明されました。115名のユーザーがこの登録についてツイッターでつぶやくと、1,185名のユーザーがこれに応答し、ツイートを通じてマイクロサイトにアクセスしています。これはおよそ1対10のレスポンスとなります。また、電子メールやショートメールを登録の共有手段として選ぶ人もいました。これらのプロセスを完了した後、受領者は割引券を印刷し、(割引チケットが郵送されなかった場合)店舗にそれを持っていき、商品と引き換えることになります。特典個人向けURLにアクセスし、連絡先情報の認証を受けた受領者はChick-fil-AチキンサンドイッチまたはChick-fil-Aチキンビスケットを無料でもらえます。さらに1年間無料でChick-fil-Aの店舗で食べられる懸賞にエントリーにされます。リストこのキャンペーンのためにChick-fil-A社は、コビントン・ルイジアナ地区でレストランの周辺エリアの5,048名分の消費者名簿を企業から購入しました。ターゲット層このキャンペーンによって収集されたデータによって、各店舗のオーナーらは顧客および将来的なマーケティング戦略に関して深い洞察を得ることができました。キャンペーンの分析によると、最も多い年齢層は31〜40歳の女性で、地理的には市場の位置を正確に示しています。クリエイティブマーケティングサービスプロバイダが開発したこのキャンペーンの創造性は、Chick-fil-A社のウェブサイトや広告プロモーションでおなじみのキャラクターによって特徴づけられています。例えば、牛のキャラクターが、もっと鶏肉を食べるよう人々に促している画像です。このような面白いアプローチが、キャンペーンにおける口コミ的な要素を刺激するのに役立つのです。成功した理由今回のキャンペーンは、印刷物が双方向的要素と組み合わせると、いかに大きなレスポンスの原動力となるかを証明する格好の例です。同キャンペーンにおける成功事例は以下の通りです。@レスポンス拡大のためにソーシャルメディアを利用キャンペーンの結果、ソーシャルメディアシェアリングとダイレクトメールキャンペーンを組み合わせると、レスポンスが飛躍的に拡大することが証明された。A結果分析のために自動トラッキング機能を利用今回のキャンペーンは、人々がどのようなメディアチャネルを利用し、レスポンスしているかなどの豊富な顧客情報をChick-fil-A社にもたらした。このキャンペーンは2011年PODiベストプラクティス賞ダイレクトマーケティング部門を受賞しています。PODiは日米欧でデジタル印刷を推進しているグローバルな非営利団体。PODiライブラリでは、世界中から500以上(内和文100以上)のデジタル印刷とマーケティングの英文ケーススタディを掲載している