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3われの印刷企業は社数の多さが非常に利益率を悪くしており、フォーム業界が天国に見える。出版関係で頑張っても利益率は1.0%、商業印刷に至っては0.数%という状況だ」と言われます。それに引き換えわれわれのデータプリントサービス事業は、4.0〜5.0%を維持できています。「今時こんな良い市場があったのか」と言われるようになりました。昨年度の最初の理事会で私から各社の事業領域拡大、売上増強に向けて、会員相互で情報を共有する動きをお願いしました。この施策が発展することによって、われわれの団結になり、大きな塊で、様々な逆風を吹き飛ばして欲しいとの思いで発言しましたが、一年間を通して、定期的に各委員会での施策やイベントを実施して、様々な提言や情報発信を行ってきました。これらの施策から会員相互の情報共有が行われた具体的な事例が出てきました。2社共同でのISO認証取得へチャレンジ、会員企業間における生産設備の有効利用等が実施できるようになってきました。われわれの生産設備は非常に特殊な設備が必要で、この仕事をするためにはこの設備等の課題を抱えています。そこで、必要設備を購入するのか?設備を所有している企業と一緒に仕事を進めるのか?この課題に対する選択によって相互の共有化や団結が進んでいき、事業領域を拡大するために自分の会社だけで購入していくのはもったいないと感じ、みんながファミリーだ!との気持ちを持ちたいと思っています。われわれフォーム業界の勝負どころは「各社が持っている各様の独自技術、オリジナルなノウハウを融合させ、お客様の各社に、どのような成長戦略を描けるかを競争していくことであり、ものの競争ではない」。フォーム工連の活動を通じて会員各社がともに成長して、フォーム業界の企業価値を上げて、フォーム業界の社会的価値を上げるように力を合わせることを願っている。と締めくくられました。次に議案書から第1号議案「平成25年度日本フォーム印刷工業連合会事業報告」及び第4号議案「平成26年度日本フォーム印刷工業連合会事業計画」について報告いたします。■常設委員会活動櫻井醜会長のもと、会員各社の「成長戦略」を持ち、「経営基盤」の強化に向けた経営により業界全体が発展するよう、平成25年度の事業計画に基づいて活動を行い、常設委員会では、それぞれの事業計画に基づき委員会活動を展開した。◇業務委員会・平成24年度事業報告書、決算報告書、平成25年度事業計画(案)、収支予算(案)を作成し、理事会の審議を経て平成25年度通常総会に上程、承認を受けた。毎月の収支については、月次計算書を作成、理事会に毎回報告した。・6月13日、日本フォーム印刷工業連合会の平成25年度通常総会を記念として開催された講演会では、(株)野村総合研究所ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの木村淳氏より『ITの新たなトレンドが印刷産業にもたらすインパクト』をテーマに講演をいただいた。まとめとし平成26年度通常総会議案書第1号議案「平成25年度日本フォーム印刷工業連合事業報告」