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6立てて新しい分野に挑戦し、業界を超えて日本経済をリードする意気込みで、業界の発展につながる活動をしていきたい。私たちの団体は小さな所帯ではあるが、各社各様の独自技術や匠の技術を持っている。その独自技術の強みに焦点を当て、自社を如何に成長の波に乗せ、成長戦略を描くことができるかが今後の勝負になる。市場の洞察力に裏打ちされた明確なビジョン、それに基づくトップの強力なリーダーシップによる“新たなる挑戦を開始する”ことが、業界の発展につながる」と呼びかけた。経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課の仲舎菜子課長補佐は、「印刷産業をめぐる環境の変化は厳しい状況の中ではあるが、昨年2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定や、富士山の世界文化遺産登録など、印刷産業にも関わりをもてる明るい話題も多かった。できることには限りがあるが、政府としても中小企業の皆さまを支えていくので、印刷産業や日本経済をけん引していく気構えで、様々な施策を利用して頂きたい」と要請した。日本印刷産業機械工業会の宮腰巖会長は、昨年10月に開催した“JGAS2013”について「デジタル印刷をはじめ、多くの新しい技術と新しいビジネスの形を紹介でき、活気に満ちた展示会を開催することができたことに感謝する」と述べるとともに、2015年9月11日から16日まで開催する“IGAS2015”について、「4年に一度の世界4大印刷展示会に相応しく、魅力ある展示会にしたい」と抱負を語った。さらに「産業競争力強化法の施行に伴う生産性向上設備投資促進税制の適用が開始されるので、証明を受けた先端設備の導入を積極的に行なっていただきたい」と設備投資を促した。日本印刷産業連合会の草野司朗専務理事の発声で乾杯。日本フォーム印刷工業連合会の小谷達雄副会長の三本締めで閉会した。・会報「フォーム印刷」375号〜378号を発行、また、逐次ホームページを更新し、日本フォーム印刷工業連合会の活動内容および関連情報を発信した。◇資材委員会・用紙需給状況、景気指標、製紙産業景況感調査等を調査し毎理事会へ報告すると共に、会報、ホームページ等を通じ会員へ周知し、印刷インキ、段ボール原紙等の印刷資材についても需給動向を毎月理事会で報告した。・2月14日、三菱製紙(株)本社大会議室において「デジタル印刷メディアの現状と可能性」をテーマに技術委員会・資材委員会の共催でセミナーを開催し、三菱製紙(株)の全面的な協力をいただき、デジタル印刷に適した用紙への取り組みについて学んだ。「紙とは何か?」をテーマに、紙の原料をはじめとした基本構造の詳細や、製造工程について。「液体トナー方式デジタル印刷機に最適なメディアとは?」として、インク定着性と安定性の高い性質を有するHpIndigo承認紙への対応について。今後、産業用デジタル印刷機の主流になるインクジェット紙への取り組みについて「産業用インクジェット紙の実力」と題して講演をい共催セミナー会場