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7(一社)日本印刷産業連合会(稲木歳明会長)は9月17日、ホテルニューオータニ・本館「鶴の間」において「2014年9月印刷の月記念式典」を開催した。同式典には10団体の会員をはじめ各界からの来賓、関係者らおよそ650名が出席した。記念式典の席上、挨拶した稲木会長は「“印刷産業の継続的な発展を目指す”という目的を果たすために、今後の役割や活動テーマを再検討するための『グランドデザイン』の策定を進めている。グランドデザインの基本は、@日印産連の役割を再認識すること、A業界としての社会的責任を重視することである。これらのことを通して、印刷産業が未来に向けてリードしていく団体として生まれかわっていきたい」と述べた。来賓を代表し、経済産業省商務情報局長の富田健介氏は、「経済に明るい兆しもあるが、地域格差の指摘も受けている。グランドデザインの策定という大きな節目に向けて、われわれも支援させていただきたい」と祝辞を述べた。式典後の午後3時から開催された記念講演会では、関西大学政策創造学部教授・政策学科長の白石真澄氏が「元気が出る経営。女性と高齢者の雇用促進」をテーマに講演。白石氏は「女性と高齢者をはじめ、外国人労働者、果てはロボットまでをうまく経営に取り入れなければならない時代が来ていると述べるとともに、これらの人材をどう活用するかがダイバーシティであり、女性の視点や感覚の多様性を活かすことが、経営に大きな価値と利益をもたらす。しかし、女性が働くにはまだトピックス日本印刷産業連合会「2014年9月印刷の月記念式典」を開催印刷功労賞に瀧本正明氏、印刷振興賞に池澤茂氏、和田秀一郎氏が受賞第13回印刷産業環境優良工場表彰トッパン・フォームズ・セントラルプロダクツ(株)滝山工場が経済産業省商務情報政策局長賞を受賞