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9印刷振興賞池澤茂氏日本フォーム印刷工業連合会技術委員会副委員長株式会社ビーエフ取締役生産本部長兼技術部長(推薦理由)平成15年に技術委員会委員に就任。変革の著しいフォーム業界の技術的懸案について積極的に取り組む。平成22年には同委員会の副委員長に就任。セミナー等の企画を行ない、会員への情報提供、技術的方向性を示すなど、業界の振興と発展に大きく貢献。印刷功労賞を受賞してこの度、日本フォーム印刷工業連合会の推薦を受け、日本印刷産業連合会から名誉ある印刷功労賞を受賞できましたことは、私にとって非常に光栄なことであるとの思いに馳せています。ご推薦いただきました櫻井会長をはじめ、日本フォーム印刷工業連合会の皆様には厚く御礼申し上げます。平成14年より関西フォーム印刷工業会理事および副会長を歴任させていただき、平成21年からは日本フォーム印刷工業連合会の理事に就任できましたことは私にとって、いろいろなことを学ぶ機会となり、感謝いたしております。思い起こせば昭和41年高校卒業後、すぐにやまとカーボン社へ入社。その頃は今のようなフォーム輪転機などはなく、ほとんどが枚葉機であり、毎日朝から深夜まで休日もなく馬車馬のように働き、15年ほど印刷機を動かしていました、その後、営業に出て世間を見渡せば、同業者は素晴らしいフォーム輪転機を持ってフル稼働。当社もすぐに輪転機を導入して皆に追いつこうと努力し、昭和60年頃にフォーム工業会に入会いたしました。そして、日本中の印刷会社の二世会に入会させていただき、今では北は札幌、南は沖縄まで多くの仲間ができました。お陰様で仕事の方も緩やかではありますが、少しずつ右肩上がりでやって来れましたが、最近はITの発達で伝票にはじまり、書籍・チラシ・商業印刷の全てが減少傾向になりました。現在、私は京都府印刷工業組合理事長もさせていただいております。この度、40年ぶりに京都で「全日本印刷文化典」を開催する運びとなりました。そして、この大会の実行委員長を指名され、10月24日には全国から900名余りの関係者が京都へ来られることとなりました。フォーム印刷工業会の仲間もこの大会へ多数参加されますことは、このうえない喜びです。今後もフォーム印刷工業会の皆様方と知恵を出し合い、協力し合いながら、業界の活性化につながる事業を考えて努力していきたいと考えています。「努力すれば必ず未来も見えて来る」。夢と希望を忘れずに頑張りましょう。