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11経済産業省商務情報政策局長賞を受賞してこの度は印刷産業環境優良工場として「経済産業省商務情報政策局長賞」という栄えある賞を賜り、工場一同改めて身の引き締まる思いをしております。これを新たなスタートとして位置づけ、更に研鑽を重ね、地球環境に貢献する事業所を目指して参ります。当工場は、各種通知物の発行・発送を代行するDPS(データ・プリント・サービス)事業を核としたビジネスプロセスアウトソーシングの基幹工場として、「製造一貫体制の構築」「高度なセキュリティ体制の構築」「環境に配慮した建築」をコンセプトに2010年9月に操業を開始しました。社会的に環境配慮への関心が高まる中、当社グループは、環境に関する基本理念・方針として、@環境の確保と社員の意識高揚、A省資源・省エネルギー・リサイクルの推進、B法規制の遵守、C廃棄物の削減・環境汚染の防止、Dエコ商品の開発・販売、E生物多様性への対応の6つの方針を掲げ、環境保全活動を推進しています。当工場はこの方針に基づき、前身である日野工場において、2001年に環境マネジメントシステム「ISO14001」を認証取得しました。環境に与える影響を定量的に把握し、損紙低減プロジェクトや5S推進プロジェクトにより徹底した無駄を排除することで、環境に負荷を「与えない」「掛けない」活動を積極的に取り組み、継続的な改善を進めています。当工場の具体的な取り組みをご紹介します。1)施設面での取り組み地球温暖化防止への施設面での取り組みとして、省エネルギー装置(高効率ヒートポンプモジュールチラー、高効率変圧器、氷蓄熱空調機、各装置のインバータ化等)の導入やエネルギー高効率システムの採用に加え、系統別、工程別、機種別の電力監視を実施し、効率的なエネルギー管理を行なっております。また、屋上の緑化によるヒートアイランド対策を実施しているほか、太陽光発電パネル(1,000u、2013年度発電量:166,359kwh)を設置することで管理厚生棟の照明電力を賄っています。この他に雨水の貯蔵による再利用を行っており、産業廃棄物においても事業活動(生産工程)はもとより、厨房から排出される生ごみに関しても処理機を導入し、全量再資源化を図っています。また、工場周辺環境への配慮として、建設当初より既存緑地の改変を最小限とし、敷地外周部にも積極的に緑地を配することで、緑化面積31.59%を確保しています。2)製造工程の改善製造工程面でも環境への負荷を軽減する諸施策を実施しています。まず、大気汚染防止策として、当工場で使用するインキは全てUVインキ(ノンVOCインキ)としています。洗浄用の溶剤に関しても、随時、環境配慮型溶剤への切り替えを促進しています。第13回印刷産業環境優良工場表彰経済産業省商務情報政策局長賞トッパン・フォームズ・セントラルプロダクツ(株)滝山工場