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15ベルを貼り付けたままで約1,000回、レーザー光による消去と書き換えができる世界初のシステム。環境負荷の軽減や費用の大きな削減につながる」と説明。すでに生協での採用実績もあると紹介した。3人目の(株)アーネット営業部の岡田敦氏は、自社開発された低価格なeラーニング作成システムである「P4WebVivid」を紹介した。同ソフトでは「画面上のテキストに、録画時の講師のポインタの動きを反映することで、講義内容の理解度向上を促進できる」と解説。大学での反転授業(事前に知識習得を済ませ授業に臨む)への教材提供や、大手航空会社の社内研修などの導入実績が進んでいる。続いてナレッジワークス(株)の亀山悦治取締役は「AR(拡張現実)」の最新事例を紹介。「日本では2009年から注目を浴びた一方、一時的な流行だとも言われた。しかし、5年経過した今が本格的なはじまりだ」と述べた。「ARは技術ではなくコミュニケーションコンテンツとして提供することが必要だ」と、教育分野や企業の生産現場での応用事例を紹介した。5人目の(株)TRINC渉外部国内代表の戸谷栄二氏は、「静電気除去システム」の正しい運用とメンテナンスについて解説した。除電機を間違った場所に設置すると「静電気の隠蔽現象が起きる」と指摘し、「除電機の設置場所については業者任せにせず、多くのノウハウを持った我々のような専門家に相談してほしい」と訴えた。最期にISTイーストアジア(株)社長のM.ティンネス氏が「LED-UVシステム」を紹介した。IST社はドイツに本社を持つUV専門メーカーで、同社の「MBS6-LEDシリーズ」は、従来の水銀灯タイプのUVランプハウジングと共通化しているので、LEDカードリッジと交換することで、従来の水銀灯タイプをLEDタイプに変更することを可能にしていると説明した。様々な技術について、6名の講師が講演をされた。今回の技術セミナーを聴講された方々からのアンケートでも「非常に役に立つ内容であった」「ARがこんなに進歩しているとは思わなかった」等の書き込みが寄せられており、詳細について各メーカーに問合せをされて、技術の導入に結びつく動きもあり、実り多い技術セミナーとなった「ソリューション営業力の強化セミナー」を開催9月3目に日本印刷会館会議室で「ソリューション営業力の強化セミナー」を、朝9時から夜7時までの予定で開催し、19社から44人が参加した。40年以上にわたる、好業績なセールスの行動実態調査から導き出した「プロフェッショナルセールススキル(PSSY)」の最新版を使用したセミナーとなった。講師業務委員会主催の富士ゼロックス総合教育研究所トレーニングパフォーマンスコンサルタント春名信良氏は、「PSSYは本来2日間のコースになるが、今回は特別に基礎編をまとめた1日コースとして開講することとなった」と挨拶し、セミナーへの積極的な参加を促した。午前は座学を中心としたビデオ学習ならびにテキスト学