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14刷会社への導入がしやすくなること等の感想を述べた。コーディネーターの相馬氏を交えて質疑応答が行われ、デジタルの可能性について語り合った。印刷新報((株)印刷出版研究所発行)記事引用写真提供:相馬謙一氏、難波利行氏、黒澤勇氏※ケイズカンパニー飯塚孝雄氏、日本印刷技術協会相馬謙一氏、印刷出版研究所難波利行氏の資料については、日本フォーム印刷工業連合会のホームページに掲載しています。Topics報告会パネルディスカッション欧州印刷事情視察レポート全てが新鮮で実り多いツアー光ビジネスフォーム株式会社高田勝司私にとって、海外の印刷機材展等に参加させていただくのは初めてで、全てが新鮮に感じることができ、とても実りのあるツアーでした。先ず、“Innovationdays2015”の報告と所感を書かせていただきます。デジタル印刷機+Hunkeler加工機の組み合わせで、各社がBFと商印の垣根を飛び越えた内容で技術を競い合っていた印象を受けました。デジタル印刷機については、高性能(高解像度、高速化)とともに、さらに大型化してきた感じを受けました。万が一弊社が導入を考えた場合でも、スペースの問題は必ず発生するものと思います。また、同時に当然金額も比例していることを考えると、本当にコストに見合うのかが一番気になりました。ワンラインでデジタル印刷機からフィニッシュまで持っていくラインの展示がほとんどでしたが、一つの受注商品群だけで回し続ける受注量を確保できるとも思えず、やはりオフラインが現実的かと思いました。インクジェットの品質について、1200dpi機などの高画質には驚きました。もちろんその高解像度データを高速RIP処理していく技術が伴っているところも感心しました。加工機のバリアブルについては、レーザーミシンやダイナミックパンチ・ミシン等の機械、また、サイズ可変のブックブロックなど、数多くの目を引くものが展示されていました。フィニッシングの部分のバリアブルを追及することにより、デジタル印刷機の特性との相乗効果を狙った意図が感じられました。この部分については、バリアブル可変にすることで多様な対応を目指すことはわかりますが、逆にラインが固定されてしまうということで、多種(?)の部分では逆行しているようにも感じました。Innovationdays会場視察2月22日(日)から8日間、スイスのルツェルンで開催された“HunkelerInnovationdays2015”展示会への参加と、オランダアムステルダム郊外にある印刷企業であるRotaform社を訪問する「欧州印刷事情視察ツアー」を実施しました。帰国後の3月27日(金)には、日本印刷会館会議室において「欧州印刷事情視察報告会」を開催し、7名の方々から報告をいただきましたが、報告いただけなかった6名の方々から寄稿いただきましたので掲載いたします。