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15は存在せず、多種多様なユーザーのニーズを、それぞれ、どうやってコーディネートしていくかの部分に、大きなウェイトがかかってくるのではないかと感じました。「ホワイトペーパーファクトリー」として、ビジネスフォーム印刷機がほとんどなく、ColorStream3000のインクジェットプリンターがメインで動いていました。プレプリントという考えを変えて、白紙フォームからすべて印刷することにより、用紙在庫を抑えてのコスト削減や、フルカラーバリアブル(保険会社の販促用冊子など)からQRコードを印字し、クロスメディア展開して電子サービスへと繋げている見本等があり、大変参考になりました。末筆ながら、今回この展示会・会社訪問はもちろん、各イベント、会食等をご一緒させていただいた方々との交流を持てたことが、一番の収穫だったと感じております。引き続き、これを機に情報交換等を続けさせていただければ幸いです。ありがとうございました。次にRotaform社見学の報告と所感について報告いたします。創業143年の歴史を有するRotaform社へ訪問させていただき、会社案内から現状のオランダの市場を含めてご説明いただきました。また、工場内を見学させていただき、「ホワイトペーパーファクトリー」としての生産現場を体感させていただきました。Rotaform社の現状の売上比率や市場環境をお聞きして、日本国内と同じトレンド(フォーム印刷の減少、デジタルプリント等のアウトソーシング)であることを理解しました。また、それに対しての取り組みに関しても、デジタルプリントを絡めた「電子サービス」が伸びていると説明を受けましたが、これと言った特別なものがあるわけでもなく、お客様(保険会社、銀行等)からの要望をお聞きして、一つ一つサービスを実現させているようです。これもまた日本国内の事情と変わらないと感じました。言えば、今後のビジネスフォーム業界に特効薬Topics多くのヒントと交流を深めたツアーであった!小林クリエイト株式会社山岡義紀2月22日から3月1日の間、日本フォーム印刷工業連合会共催での欧州印刷事情視察ツアーに参加させていただきました。ツアーには弊社より3名、他に同業社様等総勢20名で参加し、Hunkeler社主催の“Innovationdays2015”視察、その後、オランダRotaform社の訪問視察という内容でした。本ツアー前半では、世界的シェアの高いHunkeler社の最新機器情報の確認と、展示される最新デジタル印刷機、後加工がどういった方向に進んでいるのか、知見を得ることが出来ました。内容については、すでにいろいろな場で報告されていますので、詳細記述は省略させていただきます。マシンの技術の目指すところは常に生産性の向上でRotaform訪問記念スナップ“HunkelerInnovationdays2015”メッセ会場