■ページ本文テキスト■

INFORMATION30クする必要があろう。明確に会社の姿勢を伝える変革が進化的なものであろうと革命的なものであろうと、筋の通ったブランドを反映するストーリーを物語らないといけない。ペンシルベニア州のアレンタウンに所在するPacesetterEnterprisesIncは、23年間、印刷とフルフィルメントサービスを提供してきたが、事業をマーケティングサービスプロバイダーに転換すると決断した。お客様のビジネス全体を合理化し、マーケティングプロセスを改善し、コスト削減をしながら、売上げ増大や効率化に貢献するパートナーとしての自社のポジションを築きたかったからだ。そこで、Pacesetter社は、印刷とウェブ技術を統合した最先端のソリューションを開発する。営業とマーケティング担当ディレクターのKimGrossは「変革にはコミュニケーションが大事だ」と言う。そして同氏は「会社ブラントの再構築を行った際は、新しいサービスなどを紹介したメルマガを毎月配信しました。既存のお客様とはミーティングを行い、新しいサービスのメリットを伝えました。現在もそれを続けています」と語っている。結論変革は確かに難しい。今日の市場では、会社は大胆、且つ、際立ったものでなくてならないからだ。変革は到達点ではなく、旅路である。道のりは当然険しく長い。終点が見えなくても続ける覚悟が必要だろう。ただ一つはっきりと見えていることがある。それは、「今日の激変する市場の中で、旅路の一歩を踏み出す以外に道はない」ということである。PODiJAPAN翻訳協力:MitchellShinozaki1914年創業のカリフォルニア州のサクラメントにあるDOME社は、印刷企業や新聞社に製版サービスを提供してきた。1969年にRayPoole氏が率いるようになってから、製版をオフセット印刷に事業を転換させ、DOMEPrinting社に社名を変えた。40年が経ち、同社は北カリフォルニアにおいて個人事業としては、最大の商業印刷業者までに成長した。2004年にTimとBobのPoole兄弟が、父から事業を買収。新しい顧客の開拓と、サービスの拡大のため、同社はスーパーワイドフォーマット印刷設備を導入した。VistaprintやShutterflyなどは、新製品を開発する専門部隊を持つ。常にお客様について調査し、変化するコンシューマー市場のニーズに合った製品とサービスを開発している。印刷企業にとって鍵となるのは、このような変革を行う場合の費用算出だ。新しいお客様を呼び込むために役立つ変革を優先させるべきである。お客様の経費削減をいかに貢献するか!付加価値をいかに提供していくか!等、判断基準をはっきりさせ、焦点を絞って検討するとよいだろう。実行計画をつくる不思議の国のアリスに登場するチェシャ猫は、アリスの問い掛けに対して、「何をしたいか判らなければ、歩み続けてさえおれば、確実に何かはなしとげるじゃろうよ」と答えている。しかし、ビジネスに変革をもたらすには、考えぬかれた戦略的計画が必要だ。しかも、実行可能でなくてはならない。日替定食のようにその場その場の判断に頼るより、市場や商機について包括的なレビューを毎年行うべきである。日々のマーケティングや営業活動に邪魔されずに、長期的視野に立った戦略的判断を文書にまとめるべきです。戦略的計画を策定したあとは、それを本棚にしまいこまないで、何に効果があって、何を見直さないといけないかを、定期的に進捗をチェッ私にとって、工程を合理化する新しい技術と商品を見るのはいつも面白い。それらを単に見るという動作だけではなく、印刷会社にとってどのような価値と機会を産みだすのかを見ている。しかしながら、この記事では新製品と技術の発表の狭間を縫って、これまでこのシリーズで紹介してきた商品を、各社がどのように導入し、設備を受け入れて利益を享受しているのかを見てみよう。インタビューした会社の代表達と話をしていて、生産用インクジェット機は40年に渡って存在してき産業用インクジェット「もはや波ではない。爆発だ!」企業コンサルタントDavidZwang氏