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INFORMATION34に加わったばかりで、サーチエンジンオプティミゼーション・マーケティングを専門とし、印刷業界出身ではない。彼女は私にこう言った。「色々な業界で講演してきたけれど、オンラインを介してお客様の経営に役立てようとする議論がこんなに少ない業界は始めてだわ」と。我々が、製造現場という枠から飛び出せないのは、そこに経営資源を注力すべき確固たる理由があるわけでなく、その居場所が自分にとって一番居心地よいからである。印刷会社が多角化するには、まず、お客様が貴社から購入した製品やサービスを使って何を達成しようとしているのかを知ることから始まる。彼らのビジネスの目標がわかれば、それを達成するための製品群を広げていくことができるからだ。多角化する鍵のひとつとして、印刷以外の製品、外注される印刷物、そして、デジタルソリューションなどを売っていく意思を持たないとならない。印刷会社が内向きである程、大きな発想の転換を要するだろう。内向きの企業は、投資した印刷機の稼働率をいかに上げていくかを考え、元を取ろうとする。販促景品のノベルティをいくら売っても、稼働率向上には何の役にもたたない。だが、殻を破って、製造現場の壁を越え、これまでお客様に販売してきた製品を越え、そして印刷物を越えて、他のコミュニケーションの手段をどのように提供してくか、発想をあらゆる方向へ広めていくかが肝要となろう。多角化には、経営層だけではなく、会社全体に発想の転換が必要である。それには、内向きの製造中心の発想から、外向きの顧客志向のソリューションビジネスへの発想の転換を要するのだ。PODiJAPAN翻訳協力:MitchellShinozaki安全衛生優良企業公表制度を開始認定を受けると、認定マークを利用することができます。健康・安全・働きやすい優良企業であることを求職者に対してPRできたり、優良マークを広報、商品に使用し、取引先や消費者に対してPRでき、企業イメージの向上にもつながります。また、間接的なメリットとして、本制度の認定によって労働安全衛生水準の取組レベルを示すことにより、社員の働く意欲や生産性を向上させることにもつながります。また、厚生労働省のホームページでも認定を受けた企業名を公表し、この制度の認知度を高めていくため、広報を続けていきます。厚生労働省労働基準局厚生労働省は、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善している企業を認定し、より社会的に評価され、認知されるために、当該認定を受けた企業を積極的に公表する安全衛生優良企業公表制度を創し、今年6月から運用することとしました。本制度により公表された企業は、安全・健康・働きやすさのために積極的に取り組み、労働者を大切にする優良企業の証です。認定を受けるには、過去3年間労働安全衛生関連の重大な法違反がないなどの基本事項に加え、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルス対策、過重労働対策、安全管理など、幅広い分野で積極的な取組を行っていることが求められます。厚生労働省労働基準局