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アルキッド樹脂ワニス
あるきっどじゅしわにす / alkyd resin varnish
有機多塩基酸と多価アルコールとの縮合によって得られる合成樹脂をつかったワニス。多塩基酸としては無水フタル酸,無水マレイン酸,イソフタル酸など,多価アルコールとしてはグリコール,グリセリン,ペンタエリスリット,マンニット,ソルピットなどを用いる。原料や反応条件により溶剤に可溶・不溶,熱に可融・不融のもの,硬い固体のもの,粘い液体のもの,熱硬化性のもの,熱可塑性のものなどいろいろの性質のものが得られる。また,脂肪酸,油脂,天然樹脂などにより変性することもできる。多塩基酸の一部を乾性油脂肪酸で置き換えて,多価アルコールと反応させたものは,空気中の酸素によって速やかに乾燥し,乾性油,炭化水素系溶剤などに溶けるので,平版インキ凸版インキ,塗料用として重要である。