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 11月27日技術委員会、国際委員会合同セミナー開催
「2007年度最新北米フォーム印刷事情視察」報告
 まとめ
 
アメリカのフォーム業界は成熟している。
  最新北米フォーム印刷事情視察
アメリカのフォーム業界では予想以上に販売(ディストリ ビューション)と
製造(マニュファクチャー)が分離 している。

  双方にメリットを感じているため、制度は定着している。
  「販売」と「製造」の役割分担が明確。
電子化が進んでいる。
  今回の視察ではDPSの電子化については、分からなかった。
  Web to Printの台頭
 
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 パネルディスカッション

(1)製販分離 (ディストリビューションとマニュファクチャー)
は日本市場でも起こる可能性はあるのか?
  恵和ビジネス 小田島 秀明氏
   

回答としては、可能性はあると思います。
アメリカのフォーム業界の成熟した現状で、ディストリビューターとマニュファクチャラーが分かれた要因として、ディストリビューターは得意先の要望に応じ、様々な商品を仕入・販売し、常に得意先やマーケットに視点を当てている為、より顧客志向である。マニュファクチャラーは営業部門を持つことにより、適正価格での販売が阻害されるので、適正価格で販売するディストリビューターに任せる方が得策であると、双方がメリットを感じている為、制度が定着している。
では、日本で双方にメリットを出す事ができるか?
私が考えた事として、北海道を例に挙げると、北海道のフォーム印刷企業は25社程度(専業以外も含む)、機械の台数は約69台で過剰な状態です。フォーム単体では売上・利益とも各社減少している。その為に設備は更新できず老朽化した状態にある企業が多い。新たな設備をしても、常に稼動するだけの市場がありません。
この状態を脱する為に、仮に共同工場を設立し製造を一本化した場合に、新たな設備、人員等の投資は抑えられ、その投資を各社が関連事業進出または顧客に視点を当てた次なる柱の確保を目指す事が出来、また製造の一本化により、低価格による受注競争から顧客にむけた提案力の強化・充実が可能となり、さらなる顧客満足度の向上の実現と業界全体の底上げになるのではないかと思い可能性はあると思います。
但し、官公庁など、自社設備でないと入札に参加出来ないなど多くの課題はあると思います。

  中央ビジネスフォーム 齋藤 太平氏
    〔1〕 顧客は製造業者の品質、技術、対応等の信用という側面から業者を選んでいる。受注生産である印刷業界において直接マニュファクチャーを選定するという慣習は今後も抜けない。ヨーロッパで製販分離が成功しなかったように国土の狭い日本では定着しづらいのではないか。
    〔2〕 単に販売のみに特化しているディストリビューターでは専門的知識に乏しい。顧客が望む提案が出来ないのではないか。
    〔3〕 日本の製造業者は既にディストリビューターとしての役割をも担っている。完全に分離する必要性はないのではないか
    といった点が上げられます。
(2) Web to Printへの対応
  光ビジネスフォーム 大畠 富夫氏
 

PSDA幹部との短い時間でのインタビューで「BF業界の将来市場についてどう考えるか?」との問いに対して「Web To Print」を目指していると回答されました。米国で急速に伸びている「Web To Print」(デジタル印刷が主流と考えられる)と従来の印刷とがどう補完し合って行くのか注目して行きたいと思います。

  トッパン・フォームズ 巣山 幸一氏
    帰国して実際に「Web To Print」で名刺を発注してみました。画面では主にサプライ品、ノベルティが多く、印刷物は簡単なものに限られており、印刷物を含んだ総合Web Commerceの感があります。発注は実に簡単でしたが、一般の商業印刷、フォーム印刷には企画、設計といった手順があるので簡単に「Web To Print」に乗せられるかは疑問です。
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