リサイクル対応型印刷物
リサイクル対応型印刷物


取組みと成果

リサイクル対応型印刷資材の開発・普及は、1999年度から経済産業省の国庫補助事業による
「リサイクル対応型紙製商品開発促進対策事業」として行われてきました。

紙リサイクルの意義と目標

事業名: リサイクル対応型紙製商品開発促進対策事業
実施主体: 財団法人古紙再生促進センター
委託先: 社団法人日本印刷産業連合会
目的: 印刷・情報用紙を中心とする洋紙部門での古紙利用拡大
実施内容: 紙分野での利用が困難とされてきた資材・加工方法等のリサイクル阻害性評価、
改良型製品のリサイクル適性評価の実施、標準試験法の確立およびリサイクル対応型印刷物の普及。
年度 事業の主な内容
1999~2000年度

・リサイクル対応型改良ホットメルト接着剤のリサイクル適性評価と標準試験法の確立

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2001年度

・リサイクル対応型シール(粘着剤および剥離紙)のリサイクル適性評価

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2002~2003年度

・金銀インキ類・UVインキ類・パールインキ・PP貼りを対象にリサイクル適性評価

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2004年度 ・リサイクル対応型シール、UVインキの標準試験法の検討
・リサイクル対応型印刷資材の使用実態の把握、普及拡大に向けた提言
2005年度 ・リサイクル対応型シールと、UVインキの標準試験法の確立と評価基準設定に関する調査の実施
2006年度 ・リサイクル対応型印刷物の表示方法に関する調査の実施
・印刷物発注者、印刷会社に対するアンケート調査の実施
・リサイクル対応型印刷物の実態および仕様のあり方に関する検討(事例調査)
2007年度 ・リサイクル対応型印刷物製作ガイドラインの作成
・リサイクル対応型印刷資材のデータベース作成、ファンシーペーパー・抄色紙のリサイクル適性評価
2008年度 ・リサイクル対応型シール、難細裂化EVA系ホットメルト標準試験法再検討、印刷物製作ガイドラインの作成
・識別表示検討、印刷業界実態調査、リサイクル対応型印刷物製作ガイドラインの見直し・普及
2009年度 ・箔押し、PP貼りのリサイクル対応型開発状況調査、難細裂化EVA系ホットメルト標準試験法再検討
・リサイクル対応型印刷物の普及促進に関する調査

環境に配慮した印刷物の基準への反映

印刷業界独自の基準:社団法人日本印刷産業連合会(日印産連)の取り組み

古紙リサイクル適性ランクリスト

環境対応協議会・古紙リサイクル対応分科会を設置して作成。

環境に配慮した印刷物の基準への反映

グリーン基準

各印刷物サービスにおけるグリーン基準を制定し、その中で購入資材(古紙再生阻害要因)については「古紙リサイクル適性ランクリスト」を引用。

環境に配慮した印刷物の基準への反映

グリーンプリンティング(GP)認定制度

日印産連が認定機関となり、グリーン基準に基づき、認定を行い、認定マーク(GPマーク)を表示できる制度。
http://www.jfpi.or.jp/greenprinting/index.html グリーンプリンティング(GP)認定制度


環境に配慮した印刷物の基準への反映

1.グリーン購入法特定調達品目(環境省):「印刷」の判断基準に反映。
2.エコマーク(財団法人日本環境協会):エコマーク商品類型No.120「紙製の印刷物 Version2.0」認定基準に反映。
3.グリーン購入(NPO法人グリーン購入ネットワーク):グリーン購入ガイドライン「オフセット印刷サービス」における発注ガイドラインに反映。

リサイクル対応型印刷資材
難細裂化ホットメルト接着剤

リサイクル工程において細裂化しにくく、スクリーン等の除塵設備で除去しやすい接着剤です。

難細裂化ホットメルト接着剤

リサイクル対応型シール(全離解可能粘着紙)

改良された粘着剤と剥離紙を使用することで、離解し製紙原料化が可能になったシール(全離解可能粘着紙)です。

リサイクル対応型シール(全離解可能粘着紙)

リサイクル対応型UVインキ

従来型のUVインキに比べてリサイクル工程でインキ皮膜が細かく分離・分散するため、
一般的に使用されている油性インキと同程度に脱インキできるUVインキです。

リサイクル対応型UVインキ


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