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日本フォーム印刷工業連合会 平成23年度 第6回理事会議事要録
平成23年10月13日(木)午後3時30分
ANAクラウンプラザホテル金沢 瑞雲の間
出席者(36名)
小谷会長、瀬戸副会長、小谷(正)常任理事、山本(中村常任理事)代理、丹羽常任理事、
神崎常任理事、玉田常任理事、福田常任理事、佐藤常任理事、佐久間常任理事、杉山常任理事、
清水常任理事、林常任理事、佐々木常任理事、石坂理事、玉井理事、滝本理事、溝口理事、
山口(専務理事事務局)
<オブザーバー> 近藤幸男、飴徹、高田靖司、古藤宏明、森哲雄、
村上哲、尾崎修史、田中正雄、宮腰巖、篠田ちゑ、中澤祐一、大西泰雄、中村利昭、下川義記、
福島理夫、舘芳昭、筧令子
議 題 (1)Webb博士著書「Disrupting the Future」
について
(2)委員会報告
(3)日本印刷産業連合会等関連報告
(4)各フォーム印刷工業会からの報告・
参加者からの挨拶


議 事 冒頭、小谷会長の開会挨拶があり議事に入った。
ANAクラウンプラザホテル金沢
小谷会長挨拶骨子
毎年一回は関東の地を離れて理事会をさせて頂いており、本年は東北フォーム印刷工業会の開催担当で準備を進めておりました。しかし、震災の影響から急遽、関東に属している北陸の金沢で開催することになった。  
今日は福島印刷の福島社長をはじめ、地元の方々もオブザーバーとして出席頂いており、ともに市場発展のために懇親を深めたいと思う。  
昨日ヨーロッパから戻って来たところであるが、同業者の方々の状況は日本と同じ様に、金融関係はじめ、プライスダウンで今年前半は大変厳しい状況にある。しかし、全体を見回すとそれ程景気が悪いとの実感はなかった。日本をはじめ、米国、ヨーロッパとも印刷関連業界は厳しい状況にあるが、我々の仕事は経済の動脈であるので、経済界のためにも皆さんとともに市場を盛り上げて行きたい。
 1. Webb博士著書「Disrupting the Future
  (未来を破壊する)」について  
Webb博士は本のタイトルをなぜ「未来を破壊する」にしたかなど、同書の概要について報告。  
『すべてのビジネスプランは未来のためにある。プランは仮定が誤っていたことが分かった時点で破棄される。「Man plan, God laughs(人間の計画を神は笑う)」というユダヤの古い格言がある。多くの戦略的なプランも思うようには進まないことを示唆している。プランの破壊はしばしば見えなかった新しいイノベーションから起きている。多くのイノベーションは実を結ぶのに時間を要する。それはゆっくり進行し、ある時点で受け入れられる。インターネットは多くの人々が使い始めるまで約30年かかった。  
「未来を破壊する」はイノベーションの定義である。多くのイノベーションはまだ起こっていない。イノベーションは好奇心と適応能力が乏しいビジネスに対してのみ破壊を起こさせる。  
印刷の未来ははっきりしている。落ち込み続け、労働者を道端に追いやり、経営者を退出させるであろう。  
破壊すべきもっと重要な未来をあなたは思いつくだろうか?破壊は行動の結果である。今は緊急の時であり、現状維持はおそろしい場所に導くだけである』
   
 2. 委員会報告
  事務局山口より、資料に基づき以下の報告があった。
●資材委員会
・10月度用紙事情について報告
●国際委員会
・9月度米国レポートの報告
●市場委員会
・平成23年度市場調査アンケート実施について
●技術委員会
・「IGAS2011から学ぶ」セミナー開催
●環境委員会
・環境活動報告について
 
 4. 各フォーム印刷工業会からの報告
  ・関東フォーム印刷工業会報告(瀬戸会長)
関東としては、日本フォーム工連が行なっている様々な行事について参加し、支援を行なっている。今、新しい動きとして支部単位で、設備を公開したり、製品についての情報を交換したりして、協力して市場を創って行こうとの活動が始まっている。
・北海道フォーム印刷工業会報告(佐藤会長)
北海道ではもう暖房に切り替えて紅葉の時期を迎えている。今年はヒグマが大発生して市街地の高級住宅街に毎日のように出没し、秋のイベントが複数中止になっている。北海道では毎年暮れに忘年会と研修会を企画しているが、今年は11月25日に実施を計画している。
北海道の用紙流通量は平年の半分に満たない状況のようで、早く回復して欲しいと思う。
・東北フォーム印刷工業会報告(佐久間会長)
本来なら持ち回り理事会の主催会長として、皆さんをお迎えする挨拶をする予定だったが、震災の影響から急遽この金沢になった。来年は是非東北の地に皆様をお招きしたいと準備を進めている。来年は東北が40周年にあたり、式典準備を進めているので、来年は2回皆様を東北にお招き致したい。震災後の東北観光に関しては、宮城と岩手は復興を果たして明るい見通しでいるが、福島は例年の30%程度である。2012年の夏になっても40%程度の予測で、観光施設の約半数は廃業、もしくは倒産すると言われており、老舗の旅館が既に十数件廃業に追い込まれている。このような状況ですので、来年の紅葉の時期には福島においで下さい。  
皆さんへのお願いは、画家のはせがわ先生から「東北で私の絵を使って復興に役立てて欲しい」との大変ありがたいお申し出があり、時期的に少し遅いが、東北が事務局になって、CDケース入りのカレンダーを作る事を計画している。また、このカレンダーでは震災で飼い主を失ったペット(福島で300頭以上)がシェルターに収容され、世話をする資金が危機的状況にあり、このカレンダーの売り上げの20%を基金に充てたいので、ご協力をお願い致したい。
・中部フォーム印刷工業会報告(杉山会長)
9月の理事会では理事の皆さんと会食を行ったが、この中で話題の中心は用紙値上げと事業継続の問題で、協力すべき事項については推進について検討致したい。  
11月17日にはフォーム工連主催の技術セミナーで講演されたブライター・レイターの山下氏を講師に迎えて、研修会を計画している。  
9月まで製造業を中心に実施した輪番制で生活のリズムが狂った状況が3カ月続いたが、冬の時期は正常に戻ったので、皆で協力して問題を乗り越え年末を迎えたい。
・関西フォーム印刷工業会報告(清水会長)
今日は関西工業会から4名が参加している。先日いわき市にある関連会社を訪問した。その地区には樹木が多くあったので、津波の被害には逢わなかった。この会社は今まで福島以外で行っていた印刷製造を、出来る限り福島で行うように変更しているので、非常に忙しい状況のようである。
また、暑い9月にベトナムとカンボジアを訪問したが、ベトナムの人件費は中国の約1/3、カンボジアはそのベトナムの1/2である。ベトナムの人口は8,000万〜9,000万人で若い人が多く、平均年齢は45歳。まだまだ中国より遅れている。カンボジアはポルポト政権時代の影響もあり、平均年齢は約30歳と非常に若い。
・大阪支部報告(溝口支部長)
大阪支部では30数社の会員で構成され、積極的に様々な企画に参加頂いていた2社が経営の立て直しが行えず自己破産で脱退になってしまった。大阪支部としてはこの事態を防ぐことが出来なかった事を反省材料として、今後の活動に生かしたいと考えている。  
大阪支部では技術委員会主催のセミナーに先駆けて、会員以外の情報用紙に係わる業者さんに集まって頂いて、10月27日に「IGAS2011報告勉強会」を実施する。今、各社は何が必要なのかを皆で勉強しようと、勉強内容は「IGASの報告と注目ポイントと最新プリンター市場と技術動向」について講演予定であるが、現在各社から約70名の参加申し込みを頂いている。

オブザーバー参加を代表して福島印刷(株) 
福島社長様ご挨拶  
今日は金沢での開催との事で佐々木社長様からのお誘いにより、2名で参加させて頂いている。   <br> 会社としては石川県印刷工業組合に所属して、業態変革に取り組んでいる。今日の理事会でもフォーム印刷と言う言葉が出てこないが、フォーム工連も新しい方向を模索しているのではと推測している。当社も長年BF専門でやってきたが、BF専門では業容を拡大出来ないとのことから、14〜5年前から業態変革を進めて、一般商業印刷やダイレクトメールを手掛け、データプリントをダイレクトメールや事務通信などに応用して、なんとか業界変革が達成でき、BF関係が1/4になり、DP関係が約5割になった。今日は皆様と親しく交流させて頂きたいと思う。

最後に瀬戸副会長より閉会挨拶があった。
「櫻井副会長挨拶骨子」
今日の報告からも将来的になかなか安心出来ない状況ですが、コンピューターが誕生してから70年、日本で初めてビジネスフォームが製造されて65年になり、この発展によりフォーム印刷協議会として私たちの団体として生まれた。その後フォーム工連として組織名称に変え、非常な成長期もあったが、今はフォーム印刷業界ではなく情報処理業界と言った方が良い程に業態も変化した。しかし、フォーム印刷のニーズはあり、量的には少なくなるものの必ず残っていくと思う。  
この様な状況から今将来に向けて、業界のためだけではなく、ユーザーへの利便性やサービス提供のためにも、会員各社が協力出来る所から始めて行きたいと思う。

 次 回 平成23年度第7回理事会 
 開催日 平成23年11月10日(木
 時 間 午後1時30分より  
 場 所 日本印刷会館5階 全印工連会議室
を確認して閉会となった。

   
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