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  平成22年 新春特別企画セミナー (平成22年1月28日 開催)
「ブレイクスルーへの挑戦」
 
―迎える2010年は“パラダイムシフト元年”の年に― 
       講演 富士株式会社 代表取締役
           アニス株式会社 取締役    眞柄 泰利 氏
こんにちは。眞柄でございます。高いところからでございますが、改めまして、あけましておめでとうございます。きょうは、よろしくお願いいたします。  
私と連合会様の接点は山口専務理事でございます。こちらの経歴にも書いてあると思いますが、マイクロソフトを一昨年退社したあと、昨年の4月から、WBSの研究センター(早稲田大学のビジネススクールの研究センター)の特別研究員ということで講座を持たせていただいています。ボランティアという形ですが、そちらのほうでいろいろな方をお
ご講演中の眞柄社長
招きして、この先どんなビジネスがおもしろいのか、どんなライフスタイルがおもしろいのか、そういうようなお話をさせていたときに、専務理事がお越しになっておられました。そのときに私がおもしろいやつだなと思われたのだと思います。
ちょうどリーマン・ショックがあったあと、世の中全体がマイナス思考、引き算の経営が主体になっているときに、私がお呼びした方々はかなり元気のいい方が多かったものですから、そういったことも含めて今日の日に至っているのかなと思います。  
では、さっそくですが、「ブレイクスルーへ挑戦しよう」ということでお話し致したいと思います。景況感もまだまだ厳しいですし、まわりの人で贅沢をしている人もあまり見かけなくなりました。会社が新橋にありまして、いつも私は有楽町から新橋のオフィスまで一駅歩いているのですが、あのあたりにあったブランド店も続々とクローズになっている状況にありまして、にわかバブルだった方たちが一気に退いてしまった感もあります。牛丼も、先般発表された内容ですと、「吉野家」が二桁で落ち込んでいる中で280円の「すき家」が伸びているとか、10円、20円の世界で皆さんいろいろな選択肢を求めて動いているというのが状況なのかなと思います。  
そんな中で、私自身は何をこの1年半くらいかけてやったのかというのがきょうのお話です。  
「ブレイクスルーへの挑戦」ということで、まだ何か結論が出たわけではないですし、今、ある仮説を立てております。その仮説のもとに検証できるものはきちんと検証して、客観的なデータをもとに一つひとつの策を打っていこうという段階です。例えば中国の話ですと、ご存じの方は、なんだ、それ知ってるよ、という話かもしれません。しかし 我々も日々新しい出来事に遭遇している中での話ですので、ぜひ進行形として捉えていただけたらなと思います。
きょういくつか資料を配布させていただいております。こちらの冊子は、私どもが一つのビジネスの柱として、何とか中国のお金持ちに来ていただいて、お金を落としていただこう、と。そのためのノウハウがなかなかないので、全国の宿泊施設の皆さまにご案内しているパンフレットです。インバウンドとして海外からの誘客ということに対して、なかなか日本の観光業そのものがフォーカスをしてビジネスの開発をしたことはこれまでありません。航空会社を含めてすべてアウトバウンドが事業の主体となっています。なんとか日本の企業のエグゼクティブの方々にビジネスクラスに乗っていただいて、海外に送り出すということに集中していたものですから、その辺のノウハウもなければ、海外から来られたところで、では、会話はどうするか、しゃべれないよねということになります。公の機関の調査によりますと、海外からの旅行客を受け入れていいとおっしゃっている観光業の方は全体の3割くらいしかなかったと思います。  
ですから、今ここで、国をあげて中国から観光に呼ぼうといったとき、英語はそこそこあるのですが、受け入れ体制や中国語に関してはサイネージなども含めて何もない。富士株式会社は中国との接点に特化した企業ですので、その辺のところのノウハウ、あるいは今、何が起きているかということを、この中でお伝えしようということで、後ほどこの中身についても触れたいと思います。
狙った恋の落とし方
映画 「狙った恋の落とし方」 (PDFファイル)
  もう一つは、このチラシです。「狙った恋の落とし方」というものです。これは何かと思われるかもしれません。これはあとでプロモーションビデオをお持ちしておりますので、ご覧いただきたいと思います。  
この映画は、実は去年の今ごろ中国で大ヒットした映画です。日本では「レッドクリフ」がこの時期に大ヒットしていると思います。「レッドクリフ」は、この映画に比べればヒットしていません。この映画が去年の中国の旧正月で一番ヒットした映画で3億人が見たといわれています。中国の人口が13億人ですので3〜4人に1人くらいが見たといわれている映画です。
この映画の後半40分が北海道の道東でロケされています。今、北海道が中国人の間で観光ブームになっているのは、この映画が原点にあります。
この映画は何をねらっているかというと、改革開放路線にシフトした1976年以降に日本の映画とかテレビ番組が続々と中国で放映されたのです。「おしん」とか、苦労する話が多いのですが、そういうものを見て育った監督さんが今、中国の映画界をリードしております。
そのうちの一人が馮小剛(フォン・シャオガン)という監督が、やはり黒澤映画等々に影響を受けて、黒澤さんが撮った映画や北海道でロケされた映画を見て、そのロケ地をいくつかピックアップして映画の中で使っています。  
私も去年6月にそのロケ地を回りましたが、何もないところです。ただの眺望だったり、このパンフレットの裏を見ていただきますと、六つ写真がありますが、右下は大空町という網走にあるただの眺望なのです。まっすぐ伸びた段差になっている道路です。今、中国人にこの道路が人気があって、連れていくと「1時間くらい散歩させてくれ」と言う。あのせわしない中国の人たちが、何しているんだ、ここで、という状況が実は起こっています。  
こんなような話と、なぜそんなことが今起きいるのか、映像もご覧いただきながらあとでご説明します。
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