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  「平成25年新春講演会」講演録 (平成25年1月24日開催)
「ファシリティ・マネジメントによる企業経営」
(2) 
"世界基準に遅れをとっている日本のファシリティ・マネジメント"
       講師 (株)エフエム・パートナーズ・ジャパン クレイグ・カックス氏
FMは、やり方ではない。「人」なんです。FMをするのは「人」であって、その人がファシリティ・マネージャーであって、その人がわかっていないと、その場その場、その会社その会社で正しいFMができない。一つの生産工程みたいなものではない。会社でみんな違う。  
皆さん、会社をつくったことのない方が多いと思いますが、いろいろな会社の中を見てきたと思います。会社の仕組みはみんな同じです。経理があって、人事があって、営業があって、社長がいて、全部同じ
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です。でも、社風は同じですか。皆さん、同じ社風の会社をみたことありますか。ないですね。社風はだれが決めるんでしょうね。その話は別として、みんな違います。
そうすると、その社風、その会社の中に合った総務をしなければいけない。ですから、「人」がやるのです。FMもビジネスも「人」です。私は仕事として今FMを売っていますが、人の商売です。ですから、人をどう育てるかが大事なことであり、もう一つは、FMはみんなユニークなので、カスタムなので、各会社が違うので、一つひとつのソリューションが違うのです。  
でも、ソリューション商売とは、どうやったらそのメールの配達をもっとよくできるかを考えることですが、皆さんの世界でしたら、用紙をどうやってデジタル化していくかとか、どうやって申請を通すとか、いろいろ社内プロセスについて皆さんはプロのはずです。そうすると、そこには、今までは用紙をこういうふうに使ったり、昔は3枚ものとか5枚ものとか、いろいろありましたが、今では違うプロセスにエンジニアリングしていると思います。
皆さんも、FMもソリューションビジネスをしているはずです。  
ですからFMは、ノウハウではなく原理原則の応用の世界なので、この原理原則をきょうは「CREDO(クレド)」と呼ばせてもらいますが、CREDOというのは、一つ一つの考え方を合わせると全部で15個あるのですが、きょうは15個も全部教えられませんので、いくつか代表的なものを説明させてください。
FMを教えるにあたって、私は、CREDO、それからコミュニケーションというものを教えています。  
第1番目のCREDOは、"This is MY building." ファシリティ・マネジメントですから、「施設」という言葉をあえて使っていますが、多くの総務の人たちは、自分が働いている場を自分の場と意識していない。ただ雇われてやっている会社の建物、会社の業務をやっているだけです。自分のものではないのです。自分のものでないかぎり提案が出てこないのです。改善が生まれないのです。
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自分の家で雨漏りがあったら、賃貸であれば家主の問題ですか。いや、自分で直します。今晩の雨漏りをそのまま漏れてもいいと思わない。何かします。それはMY houseだからです。This is MY buildingというところからスタートしますと、そこに何か問題があったら、何が出てきますか。MY buildingの次には、This is MY building、そうすると、This is MY problem――「私の問題」 になるのです。This is MY problemと思った人は、This is MY solutionが出てきます。原点はどこですか。This is MY buildingです。
ファシリティ・オフィス・サービス・コンソーシアムというのは、個人会員に向けたファシリティ・マネージャーの育成団体で、この人たちの集まる場をつくる団体として去年から法人化して、全国で支部会をつくりました。昨夜はファシリティのハード面とオフィス・サービスというソフト面を合わせたCREDOを東京支部で教えてきました。  
東京で支部会が去年できて、大阪でもできました。名古屋でもつくり始めています。今年、あと2、3カ所できるかと思います。ちょっとずつ総務の人たちが集まる場所で、自分で啓発していけるような団体をつくっています。
夕べの東京の支部会でいろいろな人が話していました。ある社長さんは、社長ですからFMを実際やっていないのですが、こういう話が好きで来ていました。自分の会社に戻って社員にこういう話をし始めたのです。32名くらいいる会社らしいのですが、「This is MY businessだよ。社長のビジネスじゃないんだよ。あなたの会社、あなたのビジネスなんだよ」ということを社員に教え始めたのです。
そうすると、意思が違うんですね。オーナーシップというか、自分の責任感が出てくるのです。社員は、残念ながら社員メンタリティを持つことが多いのです。言われたことをやりますとか、ある程度まではしますが、本当に自分から進んで発想することを、社長だったらするんだけれども、社員はしない。私のファシリティ・マネージャーたちも、自分から進んで事を解決しなければいけないことばかりです。
その解決はどこからスタートするかというと、This is MY buildingからスタートする。This is MY Okyakusama、This is MY Kaisha、This is MY Shouhin、何でもいいのです。まずは「自分のものだ」という認識からスタートすることによってアカウンタビリティ(Accountability)が生まれます。説明責任が生まれます。 自分がなぜこうなっているんだ、なっていないんだというのを答えられるようになります。実際にThis is MY buildingだとすると、そのビルがどうであるかというのは、自分を反映します。
ビルの話をさせてもらうと、避難通路があります。避難出口があります。でも、よく避難出口の前に段ボールが積んであります。ここのファシリティ・マネージャーは、This is MY buildingができていないのです。できていれば、「あなたは、こんなガラクタが避難ドアの前に置いてあるのに満足している人ですね」ということを言えます。
皆さんの営業マンも、そんな売り方して売れるわけないじゃないですか。 This is MY salesだと思っていないのです。This is MY problemだと思っていないのです。まずThis is MY buildingから話をスタートしないと、ソリューションが生まれてきません。プライドが生まれてきません。それが第1CREDO。
FMを教えるにあたって、私は、CREDO、それからコミュニケーションというものを教えています。  
第1番目のCREDOは、"This is MY building." ファシリティ・マネジメントですから、「施設」という言葉をあえて使っていますが、多くの総務の人たちは、自分が働いている場を自分の場と意識していない。ただ雇われてやっている会社の建物、会社の業務をやっているだけです。自分のものではないのです。自分のものでないかぎり提案が出てこないのです。改善が生まれないのです。
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第2CREDOは、自分で経済概念を持つこと。英語では、FM is MANAGEMENTといいます。FMのMは、Managementです。ファシリティ・マネジメントというのは、経営の一環です。
会社の経営がありますが総務部は、会社の中で2番目に大きい間接経費の管理人です。収益計算書をみますと、売上があって、売上に対して次は直接経費があります。印刷でしたら、印刷物をつくるためのコストは直接経費で、それを引くと利益があって、利益から今度は間接経費を引く。どの会社も一番大きい間接経費は何だと思いますか。人件費です。だから、まず社長は人を減らすことを考えます。  
2番目に大きい間接経費は、収益計算書には明確に出てこないのですが、ファシリティ・コストです。なぜ出てこないかというと、バラバラに出てくるからです。家賃は家賃で違います。光熱費は光熱費で出てきます。清掃とかオフィス・サプライ・コスト、文房具、経費、みんな違うものをいろいろと入れてくるので、それを足すところがないのです。足して出して、ファシリティ・コストとしてまとめてみると、大体どの会社も2番目に大きい間接経費となります。  
ところで、人件費はだれが見ていますか。会社の中の人件費の責任者はだれですか。人事ですか。会社の人件費の総額を知らない人事部長はいくらでもいます。何人いるかは知っています。では、それをいくらのコストかというコスト認識は、人事にはありません。だれが会社の人件費を見ていますか。人件費は各事業部でみているのです。うちの部は人件費がこんなにかかっているんだよ、と。  
人件費を見ている人は、いないのです。事業部で見ているから。会社全体の人件費を見ているのは、実は社長しかいない。
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